2020年10月23日

12月19日(土)出版とテレビ出演を実現させるセミナーのご案内

12月19(土)にPR・出版セミナー&懇親会を開催しますので、そのお知らせです。

▼▼▼お申込・詳細はこちら!▼▼▼
https://peraichi.com/landing_pages/view/prsenryaku

講座名:テレビ取材! 出版デビュー!
    マスメディアを味方につけて
    あなたのブランディングを加速するPR戦略

講師:午堂登紀雄(ビジネス書作家・起業家・投資家)
   板橋めぐみ(放送作家・ビジネスストーリープロデューサー)

日時:2020年12月19日(土)14:00〜16:30 セミナー(開場:13:30)
 16:30〜18:30 懇親会
※途中入退場自由です
※オンライン配信はありません

場所:Le chic unjour (ラシックアンジュール)
   (中央区銀座2−3−6銀座並木通りビル6階)
 
参加費:セミナー+交流会で15,000円(税込)
    ※11/30までの申し込みで、早割10,000円(税込)

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

欧州では再びコロナ感染者が増えており、日本でも収まる気配がありません。
GoToイベントもそれなりに盛況を見せていますが、従来通りの生活、従来通りの事業環境は、もはや戻っては来ないような印象です。

そこで重要性を増しているのが、本業+アルファの収入源の獲得です。
そのため今年の8月には起業に関するセミナーを開催しましたが、今回は「出版+PR」がテーマです。

セミナーは2部制で、第1部は私が出版について、第2部は放送作家の板橋めぐみさんがPRについて語ります。

私自身、本を書く仕事をするようになってから早や15年も経ちましたが、すでに60冊以上も出版させていただき、今年もあと1冊刊行予定です。
それで実感していることではありますが、出版はやはりいいです。
メルマガ読者の皆さまにもぜひ出版をおススメします。

確かに印税収入が入り、電子書籍化されれば自動販売機のように売上が継続します。
執筆もパソコン1台あればいつでもどこでもできるので、コロナの影響は皆無です。
ただし、売れるかどうかはわからないので、博打的な側面があるのは事実。

それでもやはり、おススメしたいです。
お金以外にもメリットが大きいからです。

まず、世界が変わります。
たとえば雑誌やテレビからの取材が来ることがあります。
講演やシンポジウムなどへのお誘いが来ることがあります。
パーティーや各種イベントなどに誘われ、そこで一人でぼーっとしていても、著者というだけで誰かが話しかけてくれます。

会社員で副業OKならば、実名で出版すれば周囲から尊敬を集められます。(ただし、嫉妬もされます)
本が売れれば、そこから起業だって難しくはありません。
私の知人でも、出版をきっかけに脱サラ起業し、自由に稼いでいる人は少なくありません。
というか、本が売れれば周囲からいろんなお誘いが舞い込み、起業せざるを得なくなるという感じです。

もちろん自身で事業を展開している人にとっては、集客アップ、売上アップが見込めます。
事業提携の話も来ます。(ただし、怪しげな勧誘も来ます・笑)

そして何より、両親が喜んでくれます。

心無い誹謗中傷を受けることもありますが、それはたいてい論理的ではないので、無視すればいいだけのこと。
つまりメリットだらけなのです。

そこで、出版する方法のみならず、テーマの見つけ方、書く力を高める方法など、出版に至る全体像をお話する予定です。
「将来は出版したい!」という人はもちろん、具体的にテーマの構想がある人もぜひお越しください。

というのも、当日は某大手出版社の敏腕編集者が、新しい著者候補探しに来るのですから!
彼は私のように手垢のついている著者ではなく(苦笑、埋もれた才能の発掘に心血を注いでいる編集者です。


第2部は、放送作家がご本業の板橋めぐみさんですが、テーマはPR。

特に事業を営んでいる人はご存知のとおり、メディアから取材されれば、タダで広告宣伝しているようなもの。
お金をかけずにブランディングや知名度の向上が図れるのは非常に有利なことです。
ただの自営業者だった人が、出版を契機に売上が急激に増え、組織化し、今では現場は部下たちに任せ、悠々自適という人もいます。

個人にとっても、たとえばYou TubeをはじめとしたSNSから芸能人やジャーナリストになる人が増えているように、自分の見せ方を変えるだけで、前述の出版につながるだけでなく、注目を集め世界が広がります。
「その他大勢の会社員」から、自分という個人に声がかかるようになる。
自分の名前で検索されるようになる。
これは大きな差になると言えるのではないでしょうか。

テレビをはじめとしたメディアにどうすれば取材されるのか、
どういうパーソナルストーリーがブランディングにつながるのか、今現役でテレビの企画・構成を手掛けており、裏側も含めて精通していますから、私も彼女のセミナーがとても楽しみです。


そしてセミナー後の懇親会では、前述の編集者を含め、メディア関係者をゲストとしてご招待していますので、人脈につなげていただければと思います。
もちろん私たち講師陣も参加しますので、いろいろご質問いただくことも可能です。

参加費はセミナー+懇親会費込みで15,000円のところ、11月30日までのお申込みで早割価格10,000円です!
(すみません、会場スタッフの必要人数を早めに確定させたいため)


▼▼▼お申込・詳細はこちら!▼▼▼
https://peraichi.com/landing_pages/view/prsenryaku

講座名:テレビ取材! 出版デビュー!
    マスメディアを味方につけて
    あなたのブランディングを加速するPR戦略

講師:午堂登紀雄(ビジネス書作家・起業家・投資家)
   板橋めぐみ(放送作家・ビジネスストーリープロデューサー)

日時:2020年12月19日(土)14:00〜16:30 セミナー(開場:13:30)
 16:30〜18:30 懇親会
※途中入退場自由です
※オンライン配信はありません

場所:Le chic unjour (ラシックアンジュール)
   (中央区銀座2−3−6銀座並木通りビル6階)
 
参加費:セミナー+交流会で15,000円(税込)
    ※11/30までの申し込みで、早割10,000円(税込)


■書籍近刊

「自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力」(日本実業出版社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4534058071/

「年収1億円を稼ぐ人の頑張らない成功法則」(学研プラス)
楽天ブックス
https://a.r10.to/hbbB9F
アマゾン
https://tinyurl.com/trto7ce


『「人見知り」として生きていくと決めたら読む本』(すばる舎)
https://amzn.to/2Q2rV47

『年収1億円になるためのノート』(WAVE出版)
https://amzn.to/2I4HIua

『「できないことはやらない」で上手くいく
嫉妬、コンプレックスを「捨てる」技術』(WAVE出版)
https://amzn.to/2Y0ZB6D

『1億稼ぐ子どもの育て方』(主婦の友社)
https://amzn.to/2I9SuC0

『「稼ぐ子」に育てるために今すぐやめる24のタブー』(マガジンハウス)
https://amzn.to/2S9GmkJ

『マンガ版「年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』(学研プラス)
https://amzn.to/2IL0vdu

『私が「ダメ上司」だった33の理由』(日本実業出版社)
https://amzn.to/2kJSrhR

「引きこもり主夫投資家≠ェ教える グーグル検索だけでお金持ちになる方法
【アップデート版】」 (光文社 知恵の森文庫)
https://amzn.to/2ujxZcB

「孤独をたのしむ力」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2yTxiu4

「年収1億の勉強法 年収300万の勉強法」(学研プラス)
http://amzn.to/2sg3ZdQ

「33歳で資産3億つくった僕が43歳であえて貯金ゼロにした理由」
(日本経済新聞出版社)
http://amzn.to/2oLyCtH

「いい人をやめれば人生はうまくいく」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2gJoA7Y
posted by 午堂登紀雄 at 15:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月29日

最新刊「自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力」発売のお知らせ

最新刊!
自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力 [ 午堂登起雄 ] - 楽天ブックス
自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力 [ 午堂登起雄 ] - 楽天ブックス

発売のお知らせです。
いつものようにまえがき全文をご紹介します。

はじめに

のっけから恐縮ですが、私には悩みがありません。
社会の閉塞感や生きづらさといったものもまったく感じません。

私にとって、人生は楽勝、未来はとんでもなく明るく、毎日が楽しくて仕方ありません。
なんとすばらしい時代だろうと感じています。

とはいえ、もちろん生まれてこの方ずっと悩みがなかったわけではなく、人並みに悩みを抱えてきました。たとえばかつての私の悩みを思い出してみると……

・中学生のころ、顔面がニキビだらけで恥ずかしかった
・中学でバレーボール部のキャプテンをしていたが、どうすれば部員がまじめに練習してくれるか悩んだ
・父親と進路への意見が合わず、高校を卒業して家を出るまで確執状態が続いていた
・いままでつきあった女性のうち、5人から振られて自暴自棄になったことがある
・大学がつまらなくなり、行くのがイヤになって学費を払わず除籍寸前になった
・日本の公認会計士を目指したが、試験直前で心が折れ不合格になった
・大卒時に就職が決まらず、半年間フリーターだった
・最初に就職した会社でパワハラを受け、ウツ寸前になった
・その会社も結局クビ同然で自主退職することになった
・職場の人間関係(後輩や上司)が悪化したことがある
・調停離婚したことがある
・裁判で訴えられたことがある
・裁判で訴えたことがある
・作った会社のうち3社を業績不振や役員間のトラブルで廃業した
・従業員の集団退職に遭い、経営者としての器に欠ける自分が情けなかった
・経営していた会社の資金繰りが悪化し廃業を覚悟した
・信頼していた部下の裏切りに遭い、会社が空中分解した
・株主と事業方針をめぐってトラブルになった
・税務調査が入り、500万円以上の追徴課税を受けた
・再婚してできた子どもは発達障害だった

など、多くの人が「そりゃ大変だ」という経験をしてきました。
冒頭の境地に達したのは40歳ぐらいと、ずいぶんあとになってからです。
そして現在、日常生活で直面するほとんどの出来事・状況で、「そもそも悩まない」「悩みに感じない」自分になっています。
ではなぜ今の私には悩みがないのか、を考えてみました。

経験や知識、そして経済力がついてきたことも大きいですが、大きな理由は二つ、
「悩むような状況に直面しても、それを課題として認識し解決できるようになった」
「物事の受け止め方を自在に制御できるようになった」
ことだと捉えています。


・悩みにも意味はある

ただし逆説的なようですが、まったく悩まないのが良いことだ、とは必ずしも言えないような気もします。
というのも、いったん悩むというプロセスを経ないと、腹落ちしないことがあるのも確かだからです。

たとえば「いろいろ考えてみたけど、やっぱりこれでいいんだ」などという納得感は、ある程度悩んだからこそ訪れる境地であり、悩まなければ得られないものでしょう。


また、人間には様々な感情が備わっていて、それには必ず意味があります。
たとえば「不安」も、危機察知能力のひとつだと言えます。
不安がなければ、たとえば安易に藪の中に立ち入りヘビなどにかまれるリスクがあります。
つまり不安とは、自分の命を守るために動物に備わっている生存本能の一つであり、生きるうえで不可欠なものです。

これと同様、悩みには「向上心」「成長欲求」という意味があるのではないかと思います。
「こうなりたい」「こうありたい」という成長欲求があるからこそ、まだ理想に到達できない自分に悩むわけです。

そして私たち人間は、喜びや悲しみ、嫉妬や劣等感、達成感や感動など、ネガティブにしろポジティブにしろ、様々な感情を体験するなかで重層的な「自分」を形成していきます。

しかし、傷つき悲しみ悩むといった感情を経験しないと、その方面では非常にもろく、偏ったメンタル、弱点を残したまま大人になります。
そしてもし、自分の弱点がさらされる場面に遭遇すると、ひどく動揺したり、落ち込んだり、思考力が低下し適切な判断ができず、不利な状況になってしまいかねません。
 
一方、これら人間が抱くあらゆる感情を経験しそれを適切に処理し乗り越えていくと、精神は成熟していきます。
その積み重ねによって、少々のことでは動じない強い心が養われます。
逆境や絶望を感じる場面においても、安易にパニックになったり挫折したり自暴自棄になったりすることなく、冷静に対処できるようになります。

だから多感な10代の頃は最も悩みを抱える時期で、これも必要だからこそなのでしょう。
身体が成長するだけでなく、そうやって心も成長していく。
そういう意味でも、悩みの経験自体は悪いことではないのです。


・正しく悩む

その際、「正しく悩む」「楽しく悩む」必要があると考えます。
悪い悩み方とは、視野がせまくなり柔軟性を欠き、思考が堂々巡りをして創造性が失われることです。
選択肢が見えなくなり、誰かに相談することすら思いつかなくなる。
ずっと悩みに支配されれば、勇気や好奇心が失われる。
また、自分ではどうにもならないという思考放棄になり、他責や自己嫌悪、自暴自棄、絶望感へとつながりやすくなります。

ただ悩めばいいというものでもなく、悩んだだけでは心は強くならないし、悩み抜いたからといって成長するわけでもない。
悩んだ先に、問題が解決されるとか状況が改善されるとか、自分や周囲が幸福になる行動につながるものでなければ意味はない。
同じ悲観的思考がぐるぐる回るだけの悪い悩み方をやめ、悩みを課題に変え、「解決方法を編み出す」発想への転換が必要です。


・悩みの解消方法は3つしかない

そうした私自身の経験と問題意識から、悩みを解消するために必要なことは次の3つであると考えています。

・解決のための行動を取る
・悩みの捉え方を変え、悩みでなくする、あるいは軽減する
・そもそも悩まない思考回路をつくる

最初の「解決のための行動を取る」というのは当たり前のようですが、ではなぜ悩みはなくらないのか。
たとえば悩みを具体的に特定できていないこともあるでしょう。
たとえば「老後の不安」などといった漠然としたものです。

そして、自分にはできないと「思い込んでいる」ケースも少なくありません。
「そんなこと言えない」「そんなことできない」「無理に決まっている」という固定観念や先入観が邪魔し、悩みの解決に動けない。
しかし前述のとおり、悩みは自分の成長欲求や向上欲求から来ていることが多いものです。
「どうでもいい」と思っていれば悩まないですよね。
だから「これはよりよい自分になるための課題なのだ」と捉えて取り組むことです。

次の「悩みの捉え方を変え、悩みでなくする、あるいは軽減する」「そもそも悩まない思考回路をつくる」はどういうことかというと、思考を柔軟にし、固定観念を外して「執着しない」ことです。
なぜなら、「こうでなければいけない」という思い込みが悩みを生み出すからです。

たとえば「やせていないといけない」という執着がダイエットの悩みになり、「大卒でないといけない」という執着が学歴コンプレックスになる。「プレゼンは上手でないといけない」という執着が「失敗しないだろうか」という不安になる。

一方、執着しない人、つまり固定観念や思い込みがない人は悩みません。
「別に痩せてなくてもいいじゃん」「別に高卒でも中卒でもいいじゃん」「別にプレゼンがヘタでもいいじゃん」という人は、そもそも悩みにならないわけです。

そこで本書では、この3つの視点から、「自分」「性格」「才能・劣等感」「仕事・キャリア」「お金」「人間関係」「挫折」という項目で私自身の考えを紹介しています。

ちょっと極端に振った箇所もあるとは思いますが、本書が読者の皆さまの悩みの軽減に少しでも貢献できれば、著者としてうれしく思います。

自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力 - 午堂 登紀雄
自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力 - 午堂 登紀雄



■有料メールマガジン

まぐまぐ大賞2019のMONEYVOICE部門で9位をいただきました!

「午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門」
http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/category/money.html

現在進行形で取り組んでいるビジネス・投資・コスト削減策など
の活動状況とその成果を紹介しています。

今後発売する新刊の原稿も先んじて全文公開しており、私の著作
すべてをこのメルマガで読むことができます。
また、新刊をプレゼントする特典もついています。
http://www.mag2.com/m/0001370991.html


■書籍近刊

「年収1億円を稼ぐ人の頑張らない成功法則」(学研プラス)
楽天ブックス
https://a.r10.to/hbbB9F
アマゾン
https://tinyurl.com/trto7ce


『「人見知り」として生きていくと決めたら読む本』(すばる舎)
https://amzn.to/2Q2rV47

『年収1億円になるためのノート』(WAVE出版)
https://amzn.to/2I4HIua

『「できないことはやらない」で上手くいく
嫉妬、コンプレックスを「捨てる」技術』(WAVE出版)
https://amzn.to/2Y0ZB6D

『1億稼ぐ子どもの育て方』(主婦の友社)
https://amzn.to/2I9SuC0

『「稼ぐ子」に育てるために今すぐやめる24のタブー』(マガジンハウス)
https://amzn.to/2S9GmkJ

『マンガ版「年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』(学研プラス)
https://amzn.to/2IL0vdu

『私が「ダメ上司」だった33の理由』(日本実業出版社)
https://amzn.to/2kJSrhR

「引きこもり主夫投資家≠ェ教える グーグル検索だけでお金持ちになる方法
【アップデート版】」 (光文社 知恵の森文庫)
https://amzn.to/2ujxZcB

「孤独をたのしむ力」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2yTxiu4

「年収1億の勉強法 年収300万の勉強法」(学研プラス)
http://amzn.to/2sg3ZdQ

「33歳で資産3億つくった僕が43歳であえて貯金ゼロにした理由」
(日本経済新聞出版社)
http://amzn.to/2oLyCtH

「いい人をやめれば人生はうまくいく」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2gJoA7Y

posted by 午堂登紀雄 at 17:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月08日

日本は戦時中、アジアを植民地支配したのか?

この記事に違和感。
https://toyokeizai.net/articles/-/367246

記事の論点とは違うのですが、下記は私の認識とはかなり違います。

「ドイツや日本は、敗戦国とはいえ、もとはといえば英仏らとともに植民地争奪戦を繰り広げた列強の仲間でした。」
「戦争や植民地主義が刻印した加害の事実を否認し、そうした史実そのものを「なかった」とうそぶく点では、日本であろうがどこであろうが、今日の歴史修正主義は、世界史的にはみな同一次元の現象です。」

そもそも私が近現代に興味を持つきっかけになったのは、2011年に初めて訪れたマレーシア旅行でした。
そこで現地のツアーコンダクターに歴史博物館を案内され、こう言われたのです。
「マレーシア人の特に高齢者は日本に感謝している人が多い。日本軍がイギリスによる植民地支配から解放してくれたから。」

あれ?私の学生時代は、日本は他国に侵略した悪い国だ、という教育を受けてきたのに、ちょっと違うぞ?
そして帰国してからは、市販されているいろいろな歴史書を買い、明治維新以降の文献を読み漁りました。

すると、自分が習ってきた歴史とは違うし、植民地支配とは必ずしも言えないことがわかりました。
植民地とは基本的に「収奪」のシステムですが、日本による統治は「共存共栄」を目指したシステムだというのが私の理解です。

むろん戦時下ですから、多少の蛮行はあったと思います。
しかし、現地の人を奴隷のように扱ったり理不尽なことをしたりするのではなく、教育などもきちんと行っていましたから(だから日本語を話せる高齢者がまだ現存する)、「植民地」というのは適切ではないと考えています。

実際、第二次大戦の文献を探したところ、たとえばこのような記録が残っています。
(出典:「世界が語る大東亜戦争と東京裁判」吉本貞昭 著 ハート出版はじめ、複数の書籍)

「私たちは、マレー半島を進撃してゆく日本軍に歓呼の声をあげました。敗れて逃げてゆくイギリス軍を見たとき、今まで感じたことのない興奮を覚えました。しかもマレーシアを占領した日本軍は日本の植民地とはせず、国の独立と発展のために、それぞれの民族の国語を普及させ青少年の教育を行ってくれたのです」
ラジャー・ダト・ノンチック(マレーシア元上院議員)

「日本のおかげでアジアの諸国はすべて独立した。今日、東南アジアの諸国民が米英と対等に話ができるのは、いったい誰のおかげであるのか。それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである」
ククリックド・プラモード(タイ国元首相)

「アジアの希望は植民地体制の粉砕でした。大東亜戦争は私たちアジア人の戦争を日本が代表して敢行したものです」
モハメッド・ナチール(インドネシア元首相)

「日本軍の最も大きな貢献は、我々に独立心をかきたててくれたことだ。そして厳しい訓練を我々に課してくれたことだ。日本人はインドネシア人と同じように苦労し、同じように汗を流し、同じように笑いながら、独立とは何か、どういう苦労をして勝ちとるものかを教えてくれた。これはいかに感謝しても感謝しすぎることはない」
サンパス(インドネシア元陸軍少将)

「歴史的に見るならば、日本ほどアジアを白人支配から離脱させることに貢献した国はない」
バー・モウ(ビルマ初代首相)

そういえば10年ほど前にもインドで産業交流会に参加したとき、政府の役人から「私たちは日本が好きだ」と言われました。
そして、「インパール作戦を知っているか?」というのです。
日本側から見れば、兵站(物資の補給)を軽視した、日本軍最大の愚策として名高いインパール作戦です。
が、そこで日本軍はインド軍と一緒にイギリス軍と戦い、それがインド独立のきっかけになったそうで、そのためインド人の、特に年配の人には日本に感謝している人が少なくないそうなのです。

ODAだけでなく、こうした歴史的背景からも東南アジア諸国では親日的な国が多いというわけです。

むろん戦争は肯定しませんが(というより嫌悪します)、「歴史修正主義」というよりも、歴史をファクトベースで再認識するという見方の方が意義があると考えています。
posted by 午堂登紀雄 at 14:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月05日

コロナ時代の「稼ぐ技術」「コスト削減の技術」とは?

コロナの感染者数は増えていますが重症者や重篤者数は横ばいのようですので、なんとかコントロールできている印象です。
ただし、そこは行政や医療関係者にお任せし、私たちはしっかり経済を動かし、税金を納めていく必要があります。(むろん感染しないよう注意はしつつ)

これは「命か経済か」という二択の問題ではなく、経済的に困窮すれば自殺する人が増えるように、経済を回すことも命を守ることにつながるわけで、つまりどちらも「命と命」の問題だ、というのが私の考えです。

それに経済が止まれば税収が下がり、赤字国債は肥大し、政府の財政もひっ迫します。
すると、支援が必要とされている人のための資金すら減り、あるいは将来世代へのツケの先送りとなってしまいます。

というのは大義名分に過ぎませんが、それでも私たちは生きていかなくてはならない。
このような状況の中でも、幸福を掴んでいかなくてはならない。

どんな世界になっても、災害等に見舞われても、しぶとく生きるための武器を提案したい。
武器は早く持てばそれだけ早く効果を得られる。

「コロナがもう少し落ち着いてから」という意見もありますが、そもそも落ち着く日は来るのか?
ただ待っていても、それは時間の浪費ではないか?
冬になってさらに大きな感染の波が来たら、それどころではない可能性もある。

ならば今やろうと開催を決めたのが、今回の

8月15日(土)「コロナ時代に1億稼ぐ起業術」
https://peraichi.com/landing_pages/view/maisuta3

というセミナーです。

※3密は避けるため、定員の半分以下、消毒・換気を十分行うなど、イベント開催のガイドラインに則っての開催です。
※遠方の人、疾病リスクの高い人、高齢者との接点がある人もいると思いますので、オンライン会議アプリ「zoom」での視聴も可能です。


今年1月のセミナーに参加された人には若干の重複がありますが、新しく追加予定のコンテンツテーマが2つあり、
ひとつは「コロナ時代のビジネスモデルの作り方」。

私も会社経営時代は初年度から売上1億ほどになりましたが、それはオフィスを構えて人を雇って規模で勝負できたからです。
しかしコロナの時代はそういうモデルは通用しない。

そこでインターネットです。
ネットを活用すれば、会社に行くことなく、誰かと会うこともなく、人を雇ったりオフィスを構えたりすることもなく、自由に稼ぐこと
ができます。
スマホアプリでトレードし、数分で1万円稼ぐなんて、昔は考えられなかったことです。

すると「全員がそんなにうまくいくわけがない」という意見もあると思いますが、それは全員が東大や早稲田慶応に受かるはずがないのと同じく、「やり方×時間」の問題です。
実はネット起業には王道の成功パターンがあり、それを踏襲するだけでも結構な効果があります。
適切なやり方で継続すれば、年収1千万程度はすぐ射程圏内です。

むろん「1億」となればそれなりに時間も努力も再投資も必要になるわけですが、1千万円でも2千万円でも本業とは別に入ってくるならそれはそれでアリではないでしょうか。
少なくとも私の周囲には、ひとりで年収2〜3千万円くらい稼いでいる人はザラにいます。
当日は、私自身の収入形態の変遷と内容、そしてインターネットを活用した起業・副業の方法をご紹介します。

それと、多くの人が悩む「コンテンツがない」という問題。
そこで、ユニークなコンテンツがあふれ出る日々の頭の使い方もご紹介します。
私もこれで50冊以上の本を生み出してきました。


もうひとつは「コスト削減の技術」です。

たとえば飲食業などで夜間の営業は、もしかしたら今後もずっと人が戻ってこない可能性があります。
ということは、これまでの7割とか8割の売上でも利益が出る体質に変革しなければ潰れてしまうわけです。

そしてこれは個人でも同じく、勤務時間が減る、給与が減る、賞与が減るという状況が、ずっと続くかもしれません。
それどころか勤務先がどうなるかさえ不透明。

つまり、そういう状況を前提とした強靭な家計を作る必要があるということです。
そこで、収入を増やす方法だけでなく、快適さを損なわずに支出を減らす方法もご紹介したいと思っています。

キーワードは
・固定費の削減
・大衆と逆に動く
・キャッシュレス

です。
固定費の削減は、前述の通り快適さを損なわず、一度の作業でその効果がずっと続くからです。
たとえば暑いのに電気代がかかるからと我慢してエアコンを控えるということはやらない。
一方、住宅ローンの借り換えで金利が下がれば、自動的にコストが下がる、というような感じです。

大衆と逆に動くというのは、たとえば盆暮れ正月にレジャーに行けば、料金は高いうえに混んでいる。
しかし平日やオフシーズンに行けば、値段は安く温泉などもほぼ貸しきり状態で快適、というような感じです。

キャッシュレスというのはおそらく多くの人がすでに取り組んでいると思いますが、各種ポイントや割引をフル活用することで、支出を減らすことができます。

そこで私が実際にやって効果があったものをご紹介する予定です。(あと、ちょっとグレーな裏技も・笑)

そうやって収入が増えて出費が減れば、無理せずともお金が貯まります。
すると、できることの幅が広がります。
たとえば英語ができなければ国内企業の中から就職先を選ぶしかありませんが、英語ができれば就職先はほぼ全世界に広がります。

同じように高収益ローコストの技術を持っていれば、「選べる」という自由を手にすることができます。
会社に勤めてもいいし辞めてもいい。
500円のワインと5,000円のワインで迷ったら、両方買えばいい。
選べる力は個人を自由にしてくれます。

知っておいて損はない(どころか超有益な)情報です!←自画自賛

講師は私のほかに、ベストセラー書籍「起業1年目の教科書」、最新刊「ひとり社長の最強の集客術」の著者でもある今井 孝さん。
彼もまた、ネットを駆使して稼ぎ続けている起業家です。

セミナーのあとはビジネス交流会(いわゆる懇親会)で、私たちのほかにも著名な起業家・ビジネス書作家をお呼びしています。
いろいろお話を聞ける機会ですので、こちらもぜひご活用ください。
「興味がある」という人はもちろん、「とりあえず知識として得ておきたい」という人も、ぜひお越しいただきたいと思います。

遠方の人や都内に出られない人はzoomでの参加もOKです。
https://peraichi.com/landing_pages/view/maisuta3


■第一部 セミナー「コロナ時代に1億稼ぐ起業術」

■日 時 2020年8月15日(土)13時〜(12時半開場)

■場 所 銀座・Le chic unjour
    中央区銀座2−3−6銀座並木通りビル6階
https://le-chic-unjour.com/photo?fbclid=IwAR28tbSnJM8FKvpnD3KzAO34mmAg_9Qhjk_CORWlI9M42fSj0URn7AsFavo

■第二部 ビジネス交流会 17時〜

■参加費用
 ・セミナーのみ 6000円(税込)※Zoom参加も同料金です
 ・ビジネス交流会のみ 7000円(税込)
 ・両方参加 12000円

https://peraichi.com/landing_pages/view/maisuta3



■有料メールマガジン

まぐまぐ大賞2019のMONEYVOICE部門で9位をいただきました!

「午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門」
http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/category/money.html
現在進行形で取り組んでいるビジネス・投資・コスト削減策などの活動状況とその成果を紹介しています。

今後発売する新刊の原稿も先んじて全文公開しており、私の著作すべてをこのメルマガで読むことができます。
また、新刊をプレゼントする特典もついています。
http://www.mag2.com/m/0001370991.html


■書籍近刊

「年収1億円を稼ぐ人の頑張らない成功法則」(学研プラス)
楽天ブックス
https://a.r10.to/hbbB9F
アマゾン
https://tinyurl.com/trto7ce

『「人見知り」として生きていくと決めたら読む本』(すばる舎)
https://amzn.to/2Q2rV47

『年収1億円になるためのノート』(WAVE出版)
https://amzn.to/2I4HIua

『「できないことはやらない」で上手くいく
嫉妬、コンプレックスを「捨てる」技術』(WAVE出版)
https://amzn.to/2Y0ZB6D

『1億稼ぐ子どもの育て方』(主婦の友社)
https://amzn.to/2I9SuC0

『「稼ぐ子」に育てるために今すぐやめる24のタブー』(マガジンハウス)
https://amzn.to/2S9GmkJ

『マンガ版「年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』(学研プラス)
https://amzn.to/2IL0vdu

『私が「ダメ上司」だった33の理由』(日本実業出版社)
https://amzn.to/2kJSrhR

「引きこもり主夫投資家≠ェ教える グーグル検索だけでお金持ちになる方法
【アップデート版】」 (光文社 知恵の森文庫)
https://amzn.to/2ujxZcB

「孤独をたのしむ力」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2yTxiu4

「年収1億の勉強法 年収300万の勉強法」(学研プラス)
http://amzn.to/2sg3ZdQ

「33歳で資産3億つくった僕が43歳であえて貯金ゼロにした理由」
(日本経済新聞出版社)
http://amzn.to/2oLyCtH

「いい人をやめれば人生はうまくいく」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2gJoA7Y

posted by 午堂登紀雄 at 14:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月27日

ネット上のあおり屋に遭遇しました

先日、ツイッターでなかなか楽しいやりとりがあったのでご紹介します。
プレジデントウーマンオンラインでの連載がヤフーに転載され、それを読んだ読者からツイッターでツイートが来たことです。
「根拠を提示せず、適当なことをヌカしてますね」
と。

元記事
https://president.jp/articles/woman-print/37086

ヤフーがこれです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/06cd3ffe9e6089c340cb89a8734b924486d5e02e

書いている人は池上秀司(イケガミヒデジ)さん?誰だろう?
知らない人です。
少なくとも、突然こんな失礼な文面のリプを送ってくる友人知人はいない。

そもそも礼儀としてどうなんでしょう。
成熟した大人の人間が、面識のない人に対していきなりこんな文面を送りつけるでしょうか。
マナーやモラルの意識が欠如し、当人は自分の行為が失礼であるということにすら気づいていないのでしょう。
まあ、ネットはこんなものですかね。
これが匿名ならガン無視ですが、実名だったので、無礼な人だなあとは思いつつ、「もしかしたらちゃんとした人かも?」という淡い期待。

それで丁寧に「このコラムのメインメッセージは自分の支出を見直そうですけど」って助言してあげました。お人よし?

すると「だったらそのように書けばいい」と返ってきました。
それで、「冒頭と最後の2か所にも書いてます」と返信すると、「そうじゃなくて根拠を示せと言っている。でないと与太話」と来ました。

「ああ、この人は抽象的な思考が苦手だし富裕層との接点がないからわからないのね」と思って面倒なので「信じないのも自由。どう判断しようと読者の自由です」と返したのですが、しつこく絡んでくる。
それで時間の無駄なので結局無視するに至った。というわけです。
※もしツイッターのアカウントを持っていれば、@tokiogodo にぜひアクセスしてみてください。
実際のやりとりの記録が残っていますが、なかなか面白いですよ。全然噛み合っていないところが。
t-2.jpg
t-1.jpg
t-3.jpg


それでせっかくやりとしたので、これは何かの本やコラムに活かそうと(つまりマネタイズしようと思い)、なぜこういう人がいて、こういう反応をするのかの理由を考察してみました。
最近、メンタル系の本を中心に書いていることもあり、人間観察が習慣になっています^^


具体の世界で生きている人は、抽象の世界が見えない
このコラムのように「富裕層の〜」などと一般化した話というのは、抽象度を上げて具体論に落として紹介しているわけですが、ゆえに理解できない人は少なくありません。
というか圧倒的多数の人は抽象的思考が苦手です。

(たとえばトヨタの「プリウス」。これを一段階抽象度を上げると、「ハイブリッド車」。もう一段階抽象度を上げると「自動車」(この間に「セダン」を入れてもOK)。次は「乗り物」というのが、具体と抽象の関係です)

以前、コラムでこのようなことを書きました。
「知識・情報・経験を組み合わせて成功法則を導き出せるのは、抽象化能力の高さがあってこそです。
また、そこから実行に移すには徹底的な具体化能力が求められます。ビジネスモデルは抽象的なものですが、実行計画は具体そのものです。
料理も同じく、たとえば献立の組み立ての構想は抽象であり、個々のメニューの調理は具体です。一流の料理人は両方できますが、二流三流の料理人は調理しかできないのです。

起業家や経営者はグランドデザイン(戦略)を描き、それを実務に落とし込む。そしてそれらを実践するのが一般従業員であるように、成功者は具体と抽象を往復する能力が高く、貧しい人のほとんどは具体の世界でしか生きていない。
だから凡人は具体的な指示を与えられないと動けないため、たとえば「これ任せるから好きにやって」と言われたら混乱しますが、成功する人は嬉々として取り組むものです。」

という文章です。
ゆえに圧倒的多数がサラリーマンで、圧倒的少数が起業家なわけで、「具体と抽象の往復」がどれほど重要であるか理解できると思います。(むろんサラリーマンであっても抽象的思考力の高い人はたくさんいますので念のため)

ちなみに起業家というのは、自分で市場ニーズを読み解き商品を企画し作って値段をつけて販売するという、いわゆる一連のビジネスコンセプトを練り上げられる人のことです。
なので請負業務・相談業務・定型業務が主体のフリーランスのことではありません。こういう仕事はほとんど具体であり、抽象的な思考は不要だからです。
(ただしコンサルタントやデザイナー、コピーライターや建築家などクリエイティブな職業は、極めて高度な抽象的思考が求められる仕事です)

そして、「いや、こういう人もいる」「そんなことないだろ」「データで示せ」などという人は、抽象化能力が低い、具体の世界で生きている人です。
なぜなら、例外に引きずられて一般化できないし、固定観念に縛られ情報がインプットできない、データ信仰者は定性情報から傾向を抽出できないことを意味するからです。

そしてこの具体と抽象というのはマジックミラー(一方からは見えるが、反対からは見えない)の側面を持っていて、抽象的思考能力が高い人は具体の世界も見えますが、抽象化能力が低い人、つまり具体の世界で生きる人には、抽象化の世界が見えません。もちろん、見えてないことにも気が付きません。
むろんこれは程度問題でイチかゼロかという話ではありませんが、端的に言うと「住んでいる世界が違う」ということ。
先ほど、「一流の料理人は両方できるが、そうでない料理人は調理しかできない」というのもそういうことです。

だから「理解できないのは書き手が悪いからだ」というのは半分正解だとしても、半分は不正解。
なぜなら、具体の世界でしか生きていないために抽象的な話が「わからない」わけで、こういう人には何を提示しても理解できないからです。だから議論がかみ合わない。というか議論にすらならない。自分が見えていないことにすら気づいていないので当然です。そしてそのまま生涯を終える人がほとんどです。

そのため具体の世界の住人はここで「お前が何を言っているのかわからない」「詭弁だ」という感想を持ちます。
もっとわかりやすくいうと、「幽霊が見える人と見えない人との違い」です。
見える人は現実世界も霊的現象も見える。見えない人は現実世界しか見えない。だから「ほら、あそこにいるよ!」「お前何言ってんだ?バカじゃないの?」となるわけです。

彼らにはこの手の話を読んでも時間の無駄ですので、他をあたった方がご本人のためかと思いますね・・・。

もしあなたが情報発信者で、同様の批判を受けたとしたら、時間の無駄ですのでスルーがおススメです。
なぜなら、彼らは理解しようとしないどころか相手の揚げ足を取ることでしか自分を正当化できないので、永遠に平行線だからです。
だから添付したやりとりのスクショを見てもわかるとおり、丁寧に説明しても否定する、「判断は自由ですよ」といってもさらに絡んでくるわけです。


そもそもターゲットも知的レベルも違う
友人から「ヤフーのコメント欄がにぎやかになってますよ」とメッセージがあって見てみたら、「本当の富裕層はそんなことしない」とか「納得できない」という意見が大半でした。
冒頭の人からも「ほら、お前の記事はまったく受け入れられていない。だから記事が悪いんだ」というのが来ました。ご丁寧にスクショまで貼って。

しかしそれもそのはずで、「見えない人には見えない」から理解できないのです。だから枝葉末節の揚げ足を取って反発するしかない。そして批判をすることで自己正当化に血道をあげ、溜飲を下げる。
なぜなら、このコラムのメインメッセージは「自分の支出を見直そう」であり、冒頭と最後の2か所にも書いているのに、本論を見失っていることがよくわかるからです。
議論していても、いつも論点をずらして会話にならない人っていますよね。

そして「富裕層」という言葉を見て、自分が抱く固定観念と違うからといって、それに引きずられてしまうのは知的に打たれ弱いということ。
知的に打たれ強い人は、仮に本質と関係ないと峻別した場合、それを自らの脳内で排除して内容を読める人なのです。
そして記事から何も学ぶことはできなくなり、反発は「学習能力を下げる」感情であることもわかります。

そこで知人の富裕層の何人かにこのコラムを読んでもらったら「そうそう、それって無駄だよね」という感想。
むろん私の知人ゆえにポジティブな感想であることを差し引いたとしても、反応が全く異なります。

ちなみに繰り返しになりますが、ヤフーでの掲載は本原稿の転載で、元は「プレジデントウーマンオンライン」。
つまり、キャリアを重視する、あるいはキャリアと家庭を両立させようという、向上意欲のある30代〜40代の女性がターゲットです。

属性も知的水準もバラバラなヤフコメ主に受け入れられるかどうかと、記事から何を読み取れるかはまったく別問題。
たとえば「富裕層はそんなこと気にしないだろ」という人に限って、身近に富裕層はいないか、又聞きで認知が歪んでいたりします。
あるいはメディアからの断片的な情報で「富裕層とはこういうもの」というイメージというか固定観念が作られていて、それに当てはまらないから否定するのでしょう。

彼らはリアルの富裕層や成金や成功者を知らないのです。
知らない人が「いや、それは違う」という指摘をするという矛盾にも彼らは気が付かない。
そしてそのコメントを見て「そうだそうだ」と後押ししてもらって自分の論拠にするという人の思考の浅さには、失笑を禁じえません。
仮に知っていたとしても、「こういう人もいる」と例外を上げるのも抽象化能力が低い人で、やはり学べないのです。
だから富裕層の習慣を知ったところで真似しないしできないし、当然ながら富裕層にもなれない。


数字では見えないものを見る
先ほど「データで示せ。でないと信用できない」というクレーム(イチャモン?笑)が来たという話をしましたが、思考パターンや行動パターンから教訓を抽出する作業は、実は定性データの分析の方が適しているというのが私の実感です。

むろんデータがどうでもいいということではなく、私も雑誌の取材でアンケート結果を見て分析したことは何度もあります。(たとえば年収の違いによる行動パターンの対比とか)
しかし「なぜそうしたのか」という、判断の根拠となった行動原理を想像しやすいのはやはり行動観察からです。

たとえば「富裕層の8割は長財布を持っている」というデータがあったとして、では自分も長財布に変えれば富裕層になるかというと、なるはずがない、というのはおわかりいただけると思います。
「きれいにお札を並べ、レシートやカード類も整理しているから」というのも理由としては不十分で、「金銭管理をきちんとする習慣ゆえに、それが生活の全方位に発揮され、ついでに財布の中も整理されている」わけで、長財布は結果に過ぎないのです。
だから結果を見たところでほとんど意味はなく、「なぜそうしたか」を探る作業が必要で、それには個別個別の人をじっくり観察する必要があります。

それに、定量化すると平均化されやすいですから、突出した人の突出した傾向が埋もれやすくなります。
突出しているがゆえに例外として切り捨てられることもあるでしょう。
昨今は現金も財布も持ち歩かない富裕層が増えていますが、全体としては少数派でしょう。しかしそれが、将来の多数派になる可能性を秘めているとしたら?

そして私はこれまで何百人もの起業家・経営者・成功者・富裕層と関わってきたので、少数のパターンからでもその行動原理はおおよそ推測できるようになってきました。
だから最近交流を始めた若手の富裕層・成功者の20人程度のサンプル数でも十分なのです。


プライドが高く自分が賢いと信じたい人は「ネット上のあおり屋」になりやすい
実社会で承認欲求が満たされていないと、他人の文章をあれこれ批判する傾向があります。
こういう人は結構多くて、ネットの世界では頻繁に出没します。
特にSNSは承認欲求を満たすのに格好のツールで、相手を落とすと相対的に自分の立場が上がるという壮大なカン違いを起こしやすいのです。

そして、相手が悪い、書き手が悪いと主張し、自分が能無しではない、相手よりも賢いことを確認しないと気が済まない。
それで相手の主張を認めると、どこか自分が議論に負けたかのように感じ、自尊心が保てないわけです。
そのため延々と絡み続ける粘着質になるのもこのタイプです。
いわゆる「ネット上のあおり屋」ですね。相手が車から降りてゴメンナサイするまで追いかけまわすというアレです・笑

だから自分が「読めていない」ことを絶対に認めるはずもなく、書き手が悪いの一点張り。
歩み寄る余地を見出せないのはクリエイティビティがない証拠で、だから稼ぎが悪いのです。そしてそういう発想であるがゆえに、本人が稼げていないということにも気づいていない。
なぜ稼ぎが悪いとわかるかというと、先ほど述べたように、本人は抽象化能力が低く、抽象的な思考が苦手な人だからです。
文面からも完全に具体の世界の住人で、まったくお金のにおいがしない。
こういう人は稼ぐ仕組みを考えることも苦手なので、単純業務しかできません。
そして富裕層の顧客がいない、接点がないため余計に「データ示せ」などとデータを見ないと納得できないと執着するのでしょう。

なかなか典型的な具体の世界の人だったわけですが、それで思い出した「Garbage in Garbage out」。
これはどういう意味かというと、「ゴミを入れればゴミしか出て来ない」というデータ分析の世界における慣用句なのですが、残念な頭脳にはどんな情報を入れても残念な結果しか出てこないという意味でもあります。

むろん、ご本人は自分の生き方に納得されているのでしょうから、それはそれで自由。
どちらが良い悪いという問題ではなく、繰り返しになりますが「住む世界の違い」というだけです。
ただ、安易に他人に絡むような迷惑行為はやめていただきたいものです。
私の話など「トイレの落書き」程度のものとしてスルーすればよいだけの話。

などと辛らつなことばかり書いても気の毒なので、ここでひとつアドバイス。
情報というのは、批判することには意味がなく、その中身を自分なりに咀嚼し、自分の生活に取り入れようという姿勢を持つことが大切です。
(とはいえ、もし該当する人がこの記事を読めば、やはり否定・批判してくるでしょう。あおり屋とはそういうものですからね)

これは何かの本かコラムで使えそうです^^
使った時間は無駄にしないのが私の主義です^^
posted by 午堂登紀雄 at 16:16| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする