https://toyokeizai.net/articles/-/367246
記事の論点とは違うのですが、下記は私の認識とはかなり違います。
「ドイツや日本は、敗戦国とはいえ、もとはといえば英仏らとともに植民地争奪戦を繰り広げた列強の仲間でした。」
「戦争や植民地主義が刻印した加害の事実を否認し、そうした史実そのものを「なかった」とうそぶく点では、日本であろうがどこであろうが、今日の歴史修正主義は、世界史的にはみな同一次元の現象です。」
そもそも私が近現代に興味を持つきっかけになったのは、2011年に初めて訪れたマレーシア旅行でした。
そこで現地のツアーコンダクターに歴史博物館を案内され、こう言われたのです。
「マレーシア人の特に高齢者は日本に感謝している人が多い。日本軍がイギリスによる植民地支配から解放してくれたから。」
あれ?私の学生時代は、日本は他国に侵略した悪い国だ、という教育を受けてきたのに、ちょっと違うぞ?
そして帰国してからは、市販されているいろいろな歴史書を買い、明治維新以降の文献を読み漁りました。
すると、自分が習ってきた歴史とは違うし、植民地支配とは必ずしも言えないことがわかりました。
植民地とは基本的に「収奪」のシステムですが、日本による統治は「共存共栄」を目指したシステムだというのが私の理解です。
むろん戦時下ですから、多少の蛮行はあったと思います。
しかし、現地の人を奴隷のように扱ったり理不尽なことをしたりするのではなく、教育などもきちんと行っていましたから(だから日本語を話せる高齢者がまだ現存する)、「植民地」というのは適切ではないと考えています。
実際、第二次大戦の文献を探したところ、たとえばこのような記録が残っています。
(出典:「世界が語る大東亜戦争と東京裁判」吉本貞昭 著 ハート出版はじめ、複数の書籍)
「私たちは、マレー半島を進撃してゆく日本軍に歓呼の声をあげました。敗れて逃げてゆくイギリス軍を見たとき、今まで感じたことのない興奮を覚えました。しかもマレーシアを占領した日本軍は日本の植民地とはせず、国の独立と発展のために、それぞれの民族の国語を普及させ青少年の教育を行ってくれたのです」
ラジャー・ダト・ノンチック(マレーシア元上院議員)
「日本のおかげでアジアの諸国はすべて独立した。今日、東南アジアの諸国民が米英と対等に話ができるのは、いったい誰のおかげであるのか。それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである」
ククリックド・プラモード(タイ国元首相)
「アジアの希望は植民地体制の粉砕でした。大東亜戦争は私たちアジア人の戦争を日本が代表して敢行したものです」
モハメッド・ナチール(インドネシア元首相)
「日本軍の最も大きな貢献は、我々に独立心をかきたててくれたことだ。そして厳しい訓練を我々に課してくれたことだ。日本人はインドネシア人と同じように苦労し、同じように汗を流し、同じように笑いながら、独立とは何か、どういう苦労をして勝ちとるものかを教えてくれた。これはいかに感謝しても感謝しすぎることはない」
サンパス(インドネシア元陸軍少将)
「歴史的に見るならば、日本ほどアジアを白人支配から離脱させることに貢献した国はない」
バー・モウ(ビルマ初代首相)
そういえば10年ほど前にもインドで産業交流会に参加したとき、政府の役人から「私たちは日本が好きだ」と言われました。
そして、「インパール作戦を知っているか?」というのです。
日本側から見れば、兵站(物資の補給)を軽視した、日本軍最大の愚策として名高いインパール作戦です。
が、そこで日本軍はインド軍と一緒にイギリス軍と戦い、それがインド独立のきっかけになったそうで、そのためインド人の、特に年配の人には日本に感謝している人が少なくないそうなのです。
ODAだけでなく、こうした歴史的背景からも東南アジア諸国では親日的な国が多いというわけです。
むろん戦争は肯定しませんが(というより嫌悪します)、「歴史修正主義」というよりも、歴史をファクトベースで再認識するという見方の方が意義があると考えています。
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