2016年10月04日

知識は「力」となり「保険」にもなり得る

10月9日(日)のフィリピン不動産投資セミナーの資料を作っているのですが、フィリピン滞在中にフェイスブックに投稿した写真を探していて、懐かしくなりました^^

英語が通じて物価も非常に安く、家賃とか食費とか込みでも月6万円ほどしかかからなかったと記憶しています。
セミナーでもご紹介しますが、ジプニーという乗り合いタクシーで基本的にはどこにでも行けて、しかも20ペソ(40円)という安さです(遠い場所でも50ペソ:100円ちょっと)。

特に家政婦は最高で、月1万円くらいで掃除・洗濯・買い物・炊事まで全部やってくれるため、本当に悠々自適でした。
老後をフィリピンで過ごす高齢者が多いのもうなづけます。

こういう選択肢を知っておくだけでも、将来に対する備えや保険になると思います。
知識は「力」ですからね。

ちなみに今回のテーマであるボラカイ島は日本人には馴染みが薄いですが、こんなところです↓
http://stworld.jp/feature/PH/boracay/

体験談
http://4travel.jp/travelogue/10510198


さて、フィリピンの経済成長、ひいては通貨価値の上昇の鍵を握る大きな役割を果たすのは、やはり政治です。
前回、「ドゥテルテ大統領はがんばっている」と書きましたが、国際世論や投資関係者の間では評判が悪いようです。
http://jp.reuters.com/article/philippines-duterte-breakingviews-idJPKCN120180?sp=true
3千人もの麻薬マフィアを惨殺したり、暴言を吐いたり、反米親中的な姿勢があるからです。

なので、ちょっとフォローを。
私がフィリピンにいたとき耳にしたのは、「フィリピンがこんなに治安が悪化したのは麻薬のせいだ」という現地人の声です。
実際、フィリピン人の麻薬中毒患者による犯罪は後を絶ちません。
私が滞在していた時も、すぐ近所で銃による殺人事件が起きました。

麻薬マフィアを殺害し人権侵害だと国際社会から非難されていますが、彼らを放置するほうがかえって一般市民に対する人権を軽視することにつながるという見方もできます。

アキノ前大統領は治安や汚職に関してはほとんど成果を上げておらず、国民からの人気もありませんでした。
対してドゥテルテ大統領は、態度はよくないものの、実行力はあるので人気はまずまずのようです。

一方で、南シナ海問題をめぐるハーグの国際仲裁裁判決では、中国の南シナ海領有化を全面的に否定し、提訴したフィリピンが全面的に勝利しましたが、中国は無視を決め込む姿勢です。
そもそもフィリピン軍は中国海軍には歯が立たないため、現実的には何もできない。
フィリピン国民の怒りが目に浮かぶようです。

私が滞在したときもちょうど南沙諸島問題で対立していたタイミングで、中国が嫌がらせでフィリピンからのバナナを税関で足止めさせ、腐って全部ダメにされた事件があった直後だったので、現地の人は怒り心頭でした。

しかし同大統領は中国に接近する姿勢を示していて、それが米国だけでなく国民の不評を買っています。
これは中国からの資金を引き出し経済発展につなげたいという外交カードのひとつだと思われますが、吉と出るか凶と出るかはわかりません。。

御年71歳、任期は6年ですから再選はなかろうという見方が体制で、次の大統領では麻薬や汚職の撲滅が停滞もしくは逆行する可能性もある。

こうした情勢下で為替レートは対米ドルでも対円でも暴落しているわけですが、フィリピンの経済成長率は6%前後とアセアン諸国の中でも高い。
貧困率も高いとはいえ、人口も1億人を突破しています。

英語ができて人件費も高いため出稼ぎ人口が多く、彼らからの送金が内需を支えてきたわけですが、最近は海外で鍛えられた人材が本国に戻り、起業などをするケースも増えているそうです。

私が滞在していたころは、1ペソ2.4円くらい。
その後2.7円くらいまで上昇し、今は2.1円くらいまで下落しています。(ちなみに、この10年間の最安値は1.74円です)
つまり、日本人にとっては安く買えるチャンス。
将来は不動産価格以上に為替レートでメリットが出る可能性があります。

もちろん、いい面だけでなく、問題点や注意点もあります。
現地にいたからこそ見えたこと、マレーシア不動産投資を通じて経験した新興国投資の難しさ。
そんなことも含めて情報提供できればと思っています。

まだ残席あるようですので、ご興味がありましたら、ぜひご参加ください。
参加費は無料です!
お申し込みはこちらから↓
https://www.kenbiya.com/seminar/t=A/18274b3y/


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http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2016/20161008/

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posted by 午堂登紀雄 at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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