2015年08月18日

新刊「グーグル検索だけでお金持ちになる方法」発売のお知らせ

最新刊、「グーグル検索だけでお金持ちになる方法〜貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略」が発売になりました。
グーグル検索だけでお金持ちになる方法-貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略 -
グーグル検索だけでお金持ちになる方法-貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略 -

検索すればお金持ちになる−−というコンセプトで、ネット検索を駆使して私が新たに取り組みを始めたマネー戦略を紹介しています。
編集者と何度もやりとりし、構想から発売まで、実に1年以上をかけた渾身の作です。
相当面白い本に仕上がった!と、自分では思っています・苦笑


内容は本書に譲り、「はじめに」から一部をご紹介します。

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序――ネットがすべてを可能にします

「15歳の少年が、Google検索とWikipediaを駆使し、難病のガンを早期発見する画期的な方法を発明した」という話をご存知でしょうか。

2013年のことですが、かなり話題になったので覚えている人も多いと思います。
それは、ざっと次のような内容でした。

――アメリカ・メリーランド州に住むジャック・アンドレイカ君は、13歳のとき、叔父のように慕っていた友人を膵臓ガンで亡くした。

悲しみに暮れたジャック少年は、それをきっかけにネット検索で膵臓ガンのことを調べ始める。
そして、膵臓ガンの検査は800ドル(約10万円)もかかるうえ、精度が低く、30%以上を見落としていることを知る。
ジャック少年は「もっといい方法があるはずだ」と信じ、さらに検索を続けた。

膵臓ガンを発見するには、血液中のごく少量のタンパク質の発生量を調べなければならない。
そこで彼は、膵臓がんに特有のタンパク質8000種をリスト化した資料をネット上で見つける。
そして彼は「この中のどれかが膵臓ガンを見つけるバイオマーカー(目印)になる」と考え、その1つひとつを検索して調べることにした。

そんな気の遠くなるような作業を続け、4000種ほどの検証を終えたころ、ようやく目印となるタンパク質を見つけた。
そこから先は実際の検証実験が必要なため、彼は膵臓ガンを研究する200人の研究者を調べ、検証を依頼するメールを出した。

そのうちの199人からは断られるが、1人だけ「私のところで手助けできるかもしれない」という返事をくれた研究者がいた。
そして、ジョンズ・ホプキンス大学で検証の場を得た彼は、試行錯誤の末、ついに16歳になる直前、従来より安価で精度の高い膵臓ガンの発見法を開発した。

その方法を使えば、1つの小さな検査紙で 費用は3セント(約4円)、わずか5分でテストできるという。
従来の方法と比べると、168倍速く、26,000分の1以下の費用、400倍の精度で検査できることになる。
そしてこの方法は、すい臓ガンだけでなく、他のガンやHIVなどにも転用が可能としている。

彼はインテルが設立するGordon E. Moore Awardを受賞し、75,000ドル(約900万円)を獲得。
その他にも多数の賞を受賞し、10万ドル以上の賞金を得た。賞金は学費に使用するという――。

という話です。

このジャック・アンドレイカ君は後日、世界中の注目を集めるプレゼンイベント「TEDカンファレンス」に登壇してプレゼンを行っています。
(キーワード「ジャック・アンドレイカ」で検索すればその動画が見つかります)

そのプレゼンの中で、彼が次のように語っていたのが印象的でした。

Through the Internet, anything is possible.
「ネットがすべてを可能にします」

そして彼は最後にこう締めくくります。

「ネットはふざけた写真をアップすること以外にも、もっと別の使い方がある。そしてそれは、世界を変えていけるかもしれないと気付いたんだ」
「すい臓ガンが何かすらわからなかった15歳の少年が、新しいすい臓ガンの検査法を発見できたとしたら、皆さんなら何ができるか想像してみてください」
(出典「TED日本語」)


拙著『貧乏人が激怒する』シリーズはこれまで2冊が刊行されています。

第1弾『新しいお金の常識』では「常識を疑う」方法を、
http://goo.gl/epeYT
第2弾『ブラック日本の真実』では「情弱から脱出する」方法を解説しました。
http://goo.gl/iibQXi

そして、シリーズ第3弾となる本書では、「検索すれば未来は開ける」というテーマで、ジャック君が医療で活用した方法を、自分の生活を豊かにするために使おうと提案しています。
つまり、「ネット検索し」「それをもとに考え」「行動する」ことで、自らをお金持ちに導こうというものです。

お金を増やす方法として、私はこれまで「国内・海外の不動産投資」「FX」「商品先物取引」や、起業などを中心に紹介することが多かったのですが、やはり「ハードルが高い」という感想をいただくことが少なくありませんでした。

しかし本書で解説しているのは、誰でも簡単に実現可能で、「資金的なハードルも低い」方法ばかりです(と自分では思っています)。
もちろん、まったくの資金ゼロというわけにはいきませんが、リスクも最小限に抑えて効果を得られるものです。

これら方法論は「相手の力を利用して稼ぐ」ということを基本的な考えにもとづいています。
それは、国や企業がつくった仕組みにうまく乗る、あるいはそのひずみを捉えて利益を得るということです。

インターネット、そしてグーグルに代表される「検索エンジン」は、その仕組みやひずみを見つけ、弱者が這い上がるための、強力な武器。

その武器は、世界中で売れたトマ・ピケティ教授の経済書「21世紀の資本」の中で述べられている「経済格差は拡大し、富は財産を持つ上位1%に集中していく」という理論すら覆す力を、個人に与えてくれます。

「検索」を駆使することで、誰でも経済的にハッピーな人生を切り開くことができるのです。


・未来予測への姿勢が今後の人生を左右する

これは個人的な考えですが、私は「未来を想像し、それに備えよう」とする意識の差が、2020年以降の私たちの生活において、大きな“差”を生むだろうと思っています。
“差”というのは、本書及び本シリーズのテーマでもある経済格差のことです。

本書のタイトルに「2020年」という数字が入っていますが、これはアベノミクスと東京オリンピックで活況に沸いている“いま”のうちに何らかの手を打っておかないと手遅れになるかもしれない、という私自身の焦りがあるからです。

ご参考までに、私がオールアバウトで書いた「2030年の社会はこうなる」をご覧いただければ、私が何に焦っているか、おわかりいただけると思います。
http://allabout.co.jp/gm/gc/457459/

もちろん、時代は刻々と変化し、チャンスの質・種類・幅も、個人ができることも変わるため、選択肢も対処法も刻々と変化していくと思います。
未来を完璧に見通すことはできませんし、予測はあくまでも仮説に過ぎないですから、外れることもあるでしょう。
だからといって「環境変化が激しく、予測してもハズレるから無意味」ということではありません。

そもそも仮説(予測)がなければ、何ごとも行き当たりばったりになってしまいます。
それでは政府・企業・メディアなどが作り出した情報に振り回され、ムダにお金を失ってしまうかもしれない。

あるいは何らかの兆候が表面化して、皆が動き始めてからでは、ゴールデンウィークや盆暮正月の渋滞した高速道路のように、大衆の渦に巻き込まれて身動きがとれなくなります。

しかし意識して「先を読もう」とすれば、仮にその予測が外れても、少なくとも不利になる状況は避けられるはず。

もし実際に起こったら起こったで、より自分を有利にできる可能性が高まる。。

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ネット上にはたくさんの宝が眠っています。
これを掘り起こす「検索」こそ、私たちの人生をより良くしてくれます。
本書は、必ずその一助になるはずだ、と思っています。

「グーグル検索だけでお金持ちになる方法〜貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略」
http://goo.gl/RNnWdy


■セミナー・講演情報


○8月30日(日)「ローン0円住宅 実践セミナー」
http://www.rei-masters.net/seminar/date/150830/
業者探し、土地探し、収支シミュレーションを実践できる内容のセミナーです。
インターネットを使った検索・計算なので、自宅で机に座ったままできる方法です。

○9月5日(土)「個人投資家 午堂登紀雄の投資日記」
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2015/20150905/index.html

○9月19日(土)「資金70万円から始める都心マンション投資徹底理解セミナー」
http://www.rei-masters.net/seminar/date/150919/


■最新書籍

「知っている人だけ得をする ローン0円住宅のつくりかた」(双葉社)
http://goo.gl/ge733R

「世帯年収600万円でも諦めない! 夫婦で年収5000万円になる方法」
(KADOKAWA/メディアファクトリー)
http://goo.gl/XeTy23

■有料メールマガジン

「午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門」
http://www.mag2.com/m/0001370991.html

■書籍近刊

お金がどんどん増える人 お金がたちまち消える人」(学研パブリッシング)
http://ebook.gakken.jp/okane/

『お金持ちが財布を開く前に必ずすること』(KADOKAWAメディアファクトリー)
http://goo.gl/WX082c

『1つずつ自分を変えていく 捨てるべき40の「悪い」習慣』
(日本実業出版社)
http://goo.gl/4fVi5l

「やりたくないことはやらずに働き続ける武器の作り方」〜だれでも人生を複線化できるお金と時間の仕組み〜
http://goo.gl/amsCH6
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posted by 午堂登紀雄 at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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