2013年11月03日

なぜビニール傘を3本以上持っている人は貧しいのか?

未来を予測する「予見力」に焦点を当てた新刊、
なぜビニール傘を3本以上持っている人は貧しいのか? [単行本] / 午堂 登紀雄 (著); ぶ...なぜビニール傘を3本以上持っている人は貧しいのか? [単行本] / 午堂 登紀雄 (著); ぶんか社 (刊)
が発売になりました。

きっかけとなったネタは、私の家にビニール傘が3本以上あることです。
いつもビニール傘を買ってくるのは、実は私の家内(ヨメ)です。そして、貯金がほぼゼロ(苦笑)。

なぜそうなるかというと、彼女は天気予報も見ないし空の様子も見ないからです。
出かけるときに雨が降っていなければ、いつも丸腰で出かけます。
そのため、外出先で雨が降ったら、すぐにコンビニやドラッグストアで買う。
これを繰り返すために、自宅にはビニール傘があふれているのです。

しかし、天気予報や空の状態を見れば、何らかの情報は入ってくるはずです。
曇り空なら、とりあえず折りたたみ傘を持って行こうと考えるもの。
それさえしないで出かけるのは、先見力や予測力が不足していると考えられます。

もちろん、一度や二度はそういうこともあるでしょう。
特に夏場はゲリラ豪雨が増えており、天気予報が外れることもあります。

それに、傘を持っていくのは重いし邪魔だし、ビニール傘なら1本100円とか300円とか安いから、その方がラク、と、「あえてそうしている」という判断もあるかもしれません。

しかし、ビニール傘が3本以上あることと、貧しいことがなぜ関連するのかというと・・・。

ビニール傘だけでなく、わが家には、ファンデーション、生理用品、パンスト、ポケットティッシュなどがたくさんあります。
また彼女は、財布にいくら入っているかも把握していないため、出先で現金が足りず、キャッシングをしてしまうこともよくあります。

家事も二度手間になります。
先に掃除機をかけてからテーブルを拭くので、テーブルの上のごみが床に落ちて、さっきの掃除はなんだったのか、となります。

冷蔵庫の中身を確認しないで買い物に行くので、同じ調味料が何個も入っています。
粒マスタード2瓶、味噌3パック、出汁パック2個・・・。

冷蔵庫の食材も余らせます。
先日も草餅が入っているのかと思ったら、カビで真っ青になったみかんでした。

出張から帰った後で、「ついでにあそこに行っておけばよかった」となり、同じ方面に2回旅行に行く。
その出張も、早めにエアチケットを取っておけば安いのに、ギリギリになるので正規料金になります。

そのため、本来なら不要なはずの、余計なお金を払う羽目になる。
あるいは割高な値段で買う羽目になる。
そのため、彼女の貯金はほぼゼロに等しくなってしまう・・・。

準備をしない、予備を持たない、行き当たりばったりゆえによけいな手間が増える。
これは、傘に限らず、他のいろいろな側面に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。

先を見通す力が弱ければ、人生そのものも行き当たりばったりになる。
段取りの悪い人生を送ってしまうかもしれない。

もちろん、あらゆることに対して先を読むことはできません。
たとえば株価や為替を正確に予測することは難しいでしょうし、自分の興味のないこと、ほとんど影響のないこともイメージできないでしょう。

しかし、自分が能動的に関わる世界、たとえばビジネス、家庭生活、などはある程度予測可能なはずです。

先を読めれば対策が立てられる。
不利な状況を回避できる。
そして、その意志こそが、自分の未来を積極的に作っていくことだと私は考えています。

いみじくも、パーソナルコンピューターの父、アラン・ケイが、「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすことである」と言ったように。

というわけで、人はなぜ非合理な行動を取ってしまうのか、各種事例を紹介しつつ、心理的、論理的な原因のメカニズムを解き明かすことを試みました。

そして、予見力を磨くためにできる訓練方法を、私なりに検証してご紹介したのが本書です。

「なぜビニール傘を3本以上持っている人は貧しいのか?」(ぶんか社)
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