2012年06月08日

ノマドワーカーという生き方

ノマドワーカーという生き方 [単行本(ソフトカバー)] / 立花 岳志 (著); 東洋経済新報社 (刊)
ノマドワーカーという生き方 [単行本(ソフトカバー)] / 立花 岳志 (著); 東洋経済新報...

一緒にお酒を飲んだ仲でもある立花さんから献本御礼。
最近よく聞くノマドかあ・・・と思ったら、ちょっと違います。

従来のノマド本は、すでに成功して一定の地位を築いている人がノマド的ワークスタイルにシフトしているものが多いので、一般の人がどれだけ成功を再現できるか、という点ではハードルが高いと言えます。

しかし本書は違います。
ごく普通の会社員だった彼が、サラリーマン時代に何を準備し、どうやってノマドワークスタイルを手に入れていったか、再現性の高い内容がぎっしりです。
しかも、遠い昔の話などではなく、ここ数年のことなので、今でも通用する方法です。

ブログ→セミナー開催→出版 というひとつの成功パターンの実現。
憧れだけではできない。
けれど、彼が取ったプロセスは非常に戦略的で、これからノマド的な働き方を手に入れたい人にとっては、最高の教科書になると思います。

僕自身、ほぼノマドで、この感想を書いているのも駅前のカフェの中です。
だからこそ、共感する部分があるのですが、彼が試行錯誤したことは、きっと多くの人が通る道です。

そして今後は、講演、企業研修、コンサルへとつながっていくと思います。
僕の場合はメルマガ→出版→セミナー・講演、というパターンでしたが、きっかけはやはり情報発信です。
知ってから挑戦するか、知らないで挑戦するか、結果は異なるし、挫折も防げると思います。
自分でもやってみたい。自分でもできそう。そう思わせる迫力と情熱があります。

しかし、いちばん僕の心を動かしたのは、今まで聞いたことのなかった立花さんの苦悩、迷い、過去が語られていた点です。そして、どう乗り越えていったか、心の内面を振り返っている。

なぜ本を書いて成長するかというと、ここにあります。
自分の成功の理由、失敗の理由、あのとき決断した理由を振り返り、法則化し、教訓化する。
その作業を通じて思考が磨かれていきます。
彼はそれを実践しています。

これからの活躍が楽しみな著者の一人です。

【関連する記事】
posted by 午堂登紀雄 at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。