2011年11月02日

初めてのTOEIC受験

先週、生まれて初めてTOEICなる英語の試験を受けた。

正直に言うと、ネタのためである。
自分の学習方法はどの程度効果的なのか、何ヶ月で何点上がるのか、という実験のための受験。

うまくいけば、本や講演のネタになるなあ・・・(笑)
あるいは英語学習ビジネスに参入できるかもしれない・・・そんな下世話な動機だ。
自分のコンプレックスをビジネスにするのが一番だから。


ともかく、受験してきた。

会場は、都内のホテルの宴会場。
なかなか良い環境だなあと思いながらも、続々入ってくる受験者の数に、この試験のマーケットの巨大さを実感。

自分が受験する部屋だけで160席。同じ規模の部屋があと5〜6あったから、この会場だけで1,000人近い受験者がいることになる。
試験官は一部屋で6〜7人。メインの監督官以外は学生バイトのようだ。
受験費用は1回5千円ちょっとだから、検定ビジネスは儲かるなあ・・・(笑)


部屋を見渡すと、結構空席がある。4分の1は欠席。
受験料だけ払ってくれてありがたいですね、と考えてしまうのは、イベントをやる人間の職業病だ。いかんいかん。

男女比は半々くらいだけど、とにかくみな若い。
ほとんど大学生じゃないの?ってくらい若い人たちばかりで、少なくとも20代前半。
きっと就職のためなんだろうなあ。

たまに私のようなおっさんがちらほら・・・浮いてる・・・。
昇進試験のためだろうか・・・そういえば楽天に勤めている人はみな必死だと聞いたなあ・・・。


不正や受験環境に対する対応は非常に厳しく、ケータイもスマフォも、いったんテーブルの上に置いて、電源が切れていることを証明しないといけない。

終了後は、問題用紙も解答用紙も持ち帰れないように数を数え、合致するまで会場から出られないという徹底ぶり。
だからこそ、英語試験としての信頼性が保持されているのだろう。


さて、肝心の試験。
とりあえず最初なので、点数は低ければ低いほど、その後の改善が見込めるので良い、ということになる。
かといって、手を抜けば実験にならない。


だから本気でやった・・・が、難しかった。


リスクニングセクションは45分間。
最初のほうは楽勝と思っていたら、徐々に読み上げる英文が長くなり、構文も難しくなった。

ちょっと油断してほかのことが頭をよぎると、すぐに追いつけなくなる。
「このテスト形式への対応には、こういう勉強法が効くかも」とよけいなことを考えてしまい、気がついたらナレーションが終わっていた・・・。
結局いくつかはカンで解答。


次はリーディングセクション。
ここのキモは、英文を読み続ける集中力の維持にある。
1時間15分も英文を読み続けると、最後は疲れてどうでもよくなってしまった。
まあ、「点数を取らないとヤバイ!」というプレッシャーがないからかもしれないが・・・。


そして、ウワサはきいていたけど、本当に時間が足りない。
文法や穴埋めはちゃきちゃきできるが(正解かどうかは微妙)、長文になるとスピードががたっと落ちる。
周囲からのページをめくる音で、進まない自分はよけい焦る。
結局最後の6問か8問くらいは、タイムアップで適当にマークして終わった・・・。


もはや自分の英語力は、高校のときよりも落ちているようだ。
それもそのはず、独立してからほとんど英語に縁がなくなっているからね。
米国公認会計士を受験し、外資系企業にも勤めたけど、突貫工事で養った英語力は、使わなければ衰えるのもあっという間ということか。

まあ、英語に関してアドバンテージがないということは、「あなただからできたんでしょ」とはなりにくく、ネタとしては説得力があるということなので、良しとしよう。


今後の課題。
リスニングは、ナレーションを聴きながら映像をイメージし、その記憶をしばらく保持する力が必要。
リーディングは、もっとスピードと量が必要。
つまり、TOEIC対策ではく、基本的な英語力の底上げをしろということね。

これを改善する独自メソッドが開発できれば、売れるかなあ・・・(笑)

次は3ヵ月後!

posted by 午堂登紀雄 at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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