2010年03月16日

国土交通省と農林水産省

赤松広隆農相が大西洋と地中海のクロマグロ国際取引禁止が論議されることについて「絶対に阻止したい」と主張したことにはエールを送りたい。

捕鯨問題も同様だが、マグロや鯨を食べる食文化がない国に限って、都合の良いデータだけを持ち出して反対する。
タコも海外ではシー・デビルと言われて食されないが、日本では貴重な食料だ。(ナマコもね)

漁業や取引が制限もしくは禁止されても、それを主張する国は、自国には全く損害がないし、環境保護や漁業資源保護という大義名分があるので体裁が良い。つまり反捕鯨、反マグロ漁を主張する国は、れっきとした国益があるわけだ。

しかし、古くから鯨やマグロを食べてきた日本にとっては、ひとつの文化であり、その文化が外国の勝手な理屈で壊さることは何としてでも阻止すべきだ。

そういう意味でも、今回の赤松農相の強気コメントは、同じ日本人としてうれしい。

僕のような主張を「単なる感情論だ」と言う人もいるけれど、文化というものは感性で育まれてきたものであり、感情論で語ることは特に問題がないと思っている。

翻って、トヨタのリコール問題については、日本の官庁は静観している(まあ、個別企業のことなので、やむをえないかもしれないが)。

しかし誰がどう見ても、大げさに騒ぎすぎている。米国トヨタのトップが公聴会に呼ばれて糾弾されたりして袋叩きにあい、アメリカ人の嫉妬攻撃を受けているのを、ただ見ているだけは忍びない。

個人的には、こっそり裏側から手を回し、助けてあげればいいのになあ・・・とか勝手に考えたりする。
posted by 午堂登紀雄 at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 午堂登紀雄の独断と偏見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック