日本実業出版社の長谷川さんにも感謝です。

不況によって節約本ブームですが、僕は一貫して、「収入を増やすほうに知恵とお金をつかおう」と主張しています。
確かに減収やボーナスカットなどの緊急時には、一時的に出費を抑えなければなりませんが、節約ではやはり限界があります。
節約は簡単です。調べて比較して、値段の安い方にスイッチすればいいだけですからね。住宅ローンの金利、家電製品や洋服、ケータイ料金や野菜の値段しかり、です。
あるいは、ただ単純にガマンして買わなければいい。しかし、手取り月収が30万円だとすれば、いくら節約しても、使える上限は30万円。
本書でも書きましたが、僕たちは好むと好まざるとにかかわらず、お金を循環させる社会システムの中で暮らしています。逆に言うと、お金を使わない人は、社会のシステムから外されるということです。
部屋の空気を入れ換えるときに、片側の窓だけを開けるより、反対側の窓も開けると風が抜け、スムーズに空気が入れ替わります。お金も使わないでせき止めてしまうと、お金が滞留し、新たなお金が入ってきません。それではお金持ちではなく、単なる「貯金持ち」に過ぎず、心の「リッチ」にはなれません。
だから、経済情勢が不安なときこそ、次の日本をつくる僕たちが、お金を使わなければなりません。みんな腰が引けてお金を貯め込んだままだと、お金が動かない。モノが動かない。結果として経済は回らず停滞するだけです。
皆がお金を使わないときだからこそ、自分はお金を使う。それが経済を活性化させる。その他大勢の人たちと同じ行動をするのではなく、逆の行動をする。みんなが使わないからこそ、使ってあげると相手は喜びます。抽象的だけど、それがチャンスを掴むことになるのだと思います。
それに、お金を使うことによって初めて、周りの環境が動きます。たとえば広告を出すと、それを見た人が反応し、問い合わせてきます。専門学校などのスクールやセミナーに行けば、自分の能力が高まります。会いたい人を食事に招くことによって、新しい人脈ができます。
お金は貯めるだけでは何も起こりませんが、お金を使うことで、人が動き、自分の世界がより広がります。
自分のために使えば自分が高まるし、人のためにお金を使えば人とのつながりができる。現代社会では、僕たちはお金を使いながら、自分の人生をつくっていくのです。
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6刷りおめでとうございます!!
「頭のいいお金の使い方」この本は、本当に面白いですからね!!
しかし、午堂さん、経営もして、執筆・・・いつ寝てるんですか?
新刊も買います!!