2009年08月11日

「愛」の反対は・・・?

「愛」の反対は「憎しみ」?
違う。

では、「愛」の反対は何だろう?
それは・・・




「無関心」である。

僕が尊敬する大阪の大富豪との経営ミーティングをしたときに、叱咤激励として言ってくれた言葉だ。

僕はサラリーマン時代から、会社からあれこれ干渉されるのがイヤだったので、自分のマネジメントスタイルも、基本は放任主義。
しかし、こう指摘された。

「きみな、そりゃまちがっとるで。
今のきみの会社に、今すぐ独立起業できるヤツは何人おる?
放任してええのはな、そういう自発的に成長できるヤツだけや。

でもな、全員がそうやあらへん。
そうやないヤツを放任したらどうなる思う?

ぬるま湯や。そいつはもう成長できへん。
使いものにならんやつの一丁上がりや。
そいつにとって、そんな不幸なことはないで。

本当に相手に対する愛があればな、
首根っこつかんででも、頭ひっぱたいてでも相手を変えようとするもんや。
相手のためになる、と本気で思うとるから、言うんや。

何も言わんちゅうことはな、相手に対する愛がないちゅうことや。
愛の反対は無関心や。
そりゃそうやろ、どうでもええと思うとるからや。
成長しないちゅう、最大の不幸を容認することほど残酷なことはないで。

経営者として、社員に対して本当に愛があるなら、叱らなあかん。」

頭をガツンと殴られた気分とはこのことだ。
心に染みた。
最近の自分のモットーは「愛」だと以前の記事でも書いたが、この程度で愛なんて言うことが恥ずかしかった・・・。

そして・・・
彼の僕らに対する「愛」を感じてうれしかった。
学ばせてもらったことにも感謝した。

自分自身が、単なる起業家から経営者へ脱皮できるかどうかを試されている試練だとも感じている。
posted by 午堂登紀雄 at 10:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
午堂さん

愛をもって叱る、か・・・。
今日も素晴らしい記事で感動です。

僕は社員を成長させているのか?
というより、自分は?

と激しく不安に。


タナカマサヒロ
Posted by タナカマサヒロ at 2009年08月11日 23:50
>タナカマサヒロさん

どうもです!
僕も日々不安がありますが、これもまた自分を成長させてくれる試練だと思っています。

余力を残して眠りにつくのが、すごくくやしいこのごろです。
Posted by 午堂登紀雄 at 2009年08月12日 11:54
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