2009年07月30日

本業こそすべて

ビジネス書を出すのはモノ作りであり、作品は多くの人の目に触れるから、僕のことを作家だと思っている人もいるらしい。

でも本業は、不動産投資コンサルティング会社の経営である。これはサービス業なので、なかなか不特定多数の人には見えにくい仕事とも言える。だから、僕がデスクで仕事をしている姿はなかなか想像しにくいのは当然かもしれない。

逆に社員には、僕の著作活動は見えないので、社長は遊んでるんじゃないかと思われているかもしれない(苦笑)。僕はかつてリタイヤ生活をしたことがあるが、とんでもなくつまらなかった。社会と隔絶された疎外感、人の役に立っていない物足りなさ、刺激の無さ、自分の成長感の無さ・・・。

僕は成長欲求が強く、そのためにはやはり仕事をすることが必要なんだと悟った。

確かに一人で仕事をすれば、もっとラクだろう。人を雇うことの難しさ、チームで仕事をすることの難しさ、時には資金繰りのプレッシャーなど、そういう悩みから逃れることができる。

家賃収入も印税も投資収益もあるし、別にそんな苦労をしょいこまなくても、生活には困らない。でも、ラクな道を歩いても成長しない。やはり悩み苦しむ経験こそが自分を成長させてくれると信じている。

ある程度資産形成してからというもの、わりとヌルい生活をしてきた。だからなのか、エネルギーが余って仕方がない。このままだと生きる屍になるかもという危機感があった。(最近の不完全燃焼感はこれだったのかもしれない。)


これじゃ、僕を育ててくれて、実家を離れ東京へ行くときに、反対もせずに送り出してくれた両親に申し訳ない。転職したい言った僕を引き留めてくれて、でも最後は快く卒業させてくれたミニストップの横尾会長に申し訳ない。世界に名だたる戦略コンサルファームのADLの現役・アルムナイ(OB)の皆さんに申し訳ない。

そして僕を信じて応援してくれている大阪の大富豪、そして僕を信じてついてきてくれる社員にも申し訳ない。

申し訳ないだらけの自分が今さら決意したのは、人をたくさん雇い、たくさん給料を払うこと。それが経営者の甲斐性だと思っている。

でも、僕はまだまだ経営者と呼べるほどの器ではなく、自分の収益モデルを立ち上げた起業家に過ぎない。これからは経営者になっていかなければならないと感じている。

そのために必要な要素のひとつは、「試練を乗り越える経験」であることは間違いない。だから、困難にぶつかっても、それほど落ち込まず、また他人を許せるのだと思う(ある程度はネ。。)

他の要素は・・・また別の日に^^
posted by 午堂登紀雄 at 17:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
感動しました!
午堂さんのモチベーションの源泉に触れた想いです。励まされ、勇気をもらいまいした。僕も頑張らねば。

タナカマサヒロ
Posted by タナカマサヒロ at 2009年07月30日 20:26
>タナカマサヒロさん

僕も田中さんのブログ見て感動しました。
お互いがんばりましょー!
Posted by 午堂登紀雄 at 2009年07月31日 13:26
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