2018年01月12日

2018年の計画

新年明けましておめでとうございます。(と言いながら、もう12日も経ってしまいましたが。。)
わが家では、昨年生まれた次男、3歳の長男と家族4人での年末年始でした。

さて、以前から書いていることではありますが、私は経済的自由と精神的自由を目指しており、下記のようなメールマガジンも発行しています。

「午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門」
http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/category/money.html

経済的自由とはお金、特に不労所得のことで、精神的自由とはどんなことにも動じず乗り越えられる強いメンタルのことです。
この2つがあれば、どのような時代でも環境変化が起こっても、しぶとく、そして楽しく生きることができると思っています。

たとえば最近では、長男がなかなか言葉を話さないので医者に相談したら、発達障害と診断されました。
療育のため自宅から遠く離れた施設への送迎をすることになるのですが、それができるのも経済的にも時間的にもある程度の余裕があるからですし、それで悩んだり気にしたりということがないのも精神的な強さが身に付いたおかげではないかと思っています。

そして今年はさらに強化を目指していきます。
経済面では、投資の拡大です。
不動産では、手持ちの物件を売却しつつ、新たな物件を取得します。
今年は黒田日銀総裁の任期満了が来ますが、再任でも交代でも金融緩和は継続されると思いますので、ローンを積極的に活用していきます。

FXでは、高値掴みをしてしまった南アフリカランドの上昇とスワップポイントの蓄積で、大きな利益が出ています。
私のFX手法については、こちらの書籍で詳述しています。
「損切りしない!テクニカル分析を使わない!オキテ破りのFX投資で月50万円稼ぐ!」(ダイヤモンド社)
http://goo.gl/mnvtk
塩漬けにすること約2年半、含み損をスワップポイントが上回り、3たびこの方法の有効性が証明されました。
(レビューではボロボロにけなされていますが・苦笑)
トルコリラはまだ少し含み損が上回っていますが、今年中には解消される見込みです(暴落などがなければ、ですが)。

仮想通貨でも大きな含み益が出ており、億り人寸前まで来ています。
ただし、各国が政府独自の仮想通貨の実証実験を始めており、投機対象としての仮想通貨の寿命はそう長くないのではないかと思っています。
なので既存のコインへの追加投資は控え、まだ注目されていない割安なコインを探しています。

また、今年から始まった積立NISAで日本株と米国株に投資をしていきます。
特に米国はITやAIが強いですし、法人税の大幅減税も決まり、株は今年も強いと思っています。

精神面では、自分の内面を掘り下げ、それを「書く」ことで強化を図っていく予定です。
私自身、たとえば「孤独をたのしむ力」(日本実業出版社)や
http://amzn.to/2yTxiu4
「いい人をやめれば人生はうまくいく」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2gJoA7Y
を書いたことで、以前よりももっと自分を肯定的に受け入れられるようになったからです。
そして、今までの人生でしてきた選択に自信を持てるようになったからです。
ということで今は、自分の会社が崩壊して一人になってしまった経験を振り返り、それを著作として執筆している最中です。

本まではいかなくても、たとえばブログなどで自分の経験や決断や感情を文字として吐き出すことは、悩み・不安・怒り・こだわりなどから自分を解放させる効果があります。

そんな日々の取り組みをこちらのメルマガで紹介しておりますので、もしご興味があればぜひお読みいただければと思います。

まぐまぐ大賞2017のMONEYVOICE部門で3位
「午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門」
http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/category/money.html


−2018年1月14日 『国内不動産投資フェア2018』−

私も当日、16時からのパネルディスカッションに登壇予定ですが、国内最大級の不動産投資フェアのご案内です。
参加無料【橋下徹の講演も!】
不動産投資の最新情報が一堂に集結<1/14東京開催>

■┓ 〜増税に年金不安。賢い不動産投資を見極めよう〜
┗╋-------------------------------------------------------
 ┃ 株式会社オウチーノ主催
 ┃ 『第二回全国不動産投資フェア2018』
 ┃ 
http://www.o-uccino.jp/mansion/shinchiku/special/fudousantoushifair20180114/?utm_source=tg_mail&utm_medium=cpc&utm_campaign=o-uccinoAD_fair


超低金利、年金不安、長生きリスク、相続対策、安定収入など、様々な要素で注目を集める不動産投資。
そこでオウチーノでは、「第二回全国不動産投資フェア2018」と題しまして、2018年1月14日に、不動産投資のプロフェッショナルが一堂に集結するイベントを開催させていただきます。

28社分の出展ブースと、17コマのセミナー枠をご用意。
元大阪府知事の「橋下徹」氏や、グラビアアイドルの「杉原杏璃」氏の講演など、魅力的なセミナーを多数開催!
本イベントは1,000名の定員制となっておりますので、ご興味のある方はお早めにお申し込み下さい!(事前予約制)

<国内最大級の個人投資家向け不動産投資フェア>
新築区分、中古一棟はもちろん、税務・融資相談やホステル投資、話題のIoTや不動産テックまで、日本中の「最新」不動産情報が一挙に集結します。
今すぐ役立つ貴重な講演も多数開催!

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
  ゲストスピーカー ※順次公開予定
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
・橋下 徹(弁護士/前大阪市長/元大阪府知事)
・杉原 杏璃(タレント/グラビアアイドル)
・北野 琴奈(ファイナンシャル・プランナー/日本FP協会認定CFP認定者)
・午堂 登紀雄(株式会社エディビジョン/代表取締役)
・束田 光陽(日本ファイナンシャルアカデミー株式会社/認定講師/不動産投資家)
・肥後 知歩(日本ファイナンシャルアカデミー株式会社/認定講師)
・内藤 忍(株式会社資産デザイン研究所/代表取締役社長)
・大谷 義武(武蔵コーポレーション株式会社/代表取締役)
・巻口 成憲(リーウェイズ株式会社/代表取締役CEO)
・窪島 健悟(株式会社ギブコム/代表取締役社長)
・住本 明日菜(株式会社kellybucks/営業部)
・藤森 龍一(株式会社デベロップメントドクター/代表取締役)
・堀越 宏一(株式会社松堀不動産/代表取締役社長)
・住吉 秀一( センチュリー21レイシャス株式会社/代表取締役)
・石田 育男(and factory株式会社/執行役員)

▼▼▼詳細情報・事前参加申込みはこちら(※参加登録無料)▼▼▼
http://www.o-uccino.jp/mansion/shinchiku/special/fudousantoushifair20180114/?utm_source=tg_mail&utm_medium=cpc&utm_campaign=o-uccinoAD_fair

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セミナースケジュール【メインホール】(200名規模)※順次公開予定
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 
■10:30〜11:10 
「ゼロから始める不動産投資」大谷 義武(武蔵コーポレーション株式会社/代表取締役)

■11:30〜12:10 
「10年定額家賃保証を実現する新築一棟アパート「アルメゾン」」堀越 宏一(株式会社松堀不動産/代表取締役社長)

■13:00〜14:30 
「【橋下徹の一刀両断!時局を斬る!】〜激変する世界情勢において日本が進むべき道とは〜」橋下 徹(弁護士/前大阪市長/元大阪府知事)

■15:00〜15:40
「意外と簡単。会社員、公務員こそマンション経営!!」住吉 秀一(レイシャス株式会社/代表取締役)

■16:00〜17:00 
「パネルディスカッション」杉原 杏璃(タレント/グラビアアイドル)午堂 登紀雄(株式会社エディビジョン/代表取締役)北野 琴奈(ファイナンシャル・プランナー/日本FP協会認定CFP認定者)

▼▼▼詳細情報・事前参加申込みはこちら(※参加登録無料)▼▼▼
http://www.o-uccino.jp/mansion/shinchiku/special/fudousantoushifair20180114/?utm_source=tg_mail&utm_medium=cpc&utm_campaign=o-uccinoAD_fair

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セミナースケジュール【サブホール1】(70名規模)※順次公開予定
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 
■11:00〜11:40 
「銀行では教えてくれないアパートローンの借り換え術!」藤森 龍一(株式会社デベロップメントドクター/代表取締役)

■12:00〜12:40 
「マイナス収支に終止符!〜確実プラス収支で安定した運用方法〜」窪島 健悟(株式会社ギブコム/代表取締役社長)

■13:00〜14:30 
「【橋下徹の一刀両断!時局を斬る!】〜激変する世界情勢において日本が進むべき道とは〜」橋下 徹(弁護士/前大阪市長/元大阪府知事)

■15:00〜15:40 
「サブリース利回り7%以上!新築!旅館業を取得した1棟収益物件!」石田 育男(and factory株式会社/執行役員)

▼▼▼詳細情報・事前参加申込みはこちら(※参加登録無料)▼▼▼
http://www.o-uccino.jp/mansion/shinchiku/special/fudousantoushifair20180114/?utm_source=tg_mail&utm_medium=cpc&utm_campaign=o-uccinoAD_fair

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
セミナースケジュール【サブホール2】(70名規模)※順次公開予定
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 
■10:00〜10:40
「お金に困らない人は知っている!お金と上手に付き合う3つのコツ」肥後 知歩(日本ファイナンシャルアカデミー株式会社/認定講師)

■11:00〜11:40 
「内藤忍氏に学ぶワンルームマンションの歪みを生かしたマンション投資術」内藤 忍(株式会社資産デザイン研究所/代表取締役社長)

■12:00〜12:40 
「『人工知能 × ビッグデータ』が高精度な将来収益予測を実現〜不動産テックによる新時代の不動産投資〜」(仮)巻口 成憲(リーウェイズ株式会社/代表取締役CEO)

■13:00〜14:30 
「【橋下徹の一刀両断!時局を斬る!】〜激変する世界情勢において日本が進むべき道とは〜」橋下 徹(弁護士/前大阪市長/元大阪府知事)

■15:00〜15:40 
「1棟マンション投資で安定した「利益」を長期的に保つ方法」住本 明日菜(株式会社kellybucks/営業部)

■17:10〜17:50
「不動産投資 規模拡大のテクニック〜初心者、中級者、上級者 ステージ別攻略法〜 」束田 光陽(日本ファイナンシャルアカデミー株式会社/認定講師/不動産投資家)

※講演内容は一部変更になる場合がございます。
※その他の時間も魅力的なセミナーを多数ご用意しております。

▼▼▼詳細情報・事前参加申込みはこちら(※参加登録無料)▼▼▼
http://www.o-uccino.jp/mansion/shinchiku/special/fudousantoushifair20180114/?utm_source=tg_mail&utm_medium=cpc&utm_campaign=o-uccinoAD_fair
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『全国不動産投資フェア2018』開催概要
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【日時】 2018年1月14日(日)9:45−18:00 (入退場自由)
【定員】 1,000名※定員に達した場合はキャンセル待ちとさせていただきます
【会場】 赤坂インターシティコンファレンス
【住所】 東京都港区赤坂1 8-1 赤坂インターシティAIR 4F
【問合せ】0037−6000−66971(通話料無料)※10時〜18時(土・日・祝除く)
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▼▼▼詳細情報・事前参加申込みはこちら(※参加登録無料)▼▼▼
http://www.o-uccino.jp/mansion/shinchiku/special/fudousantoushifair20180114/?utm_source=tg_mail&utm_medium=cpc&utm_campaign=o-uccinoAD_fair
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■有料メールマガジン

昨年に引き続き、まぐまぐ大賞2017のMONEYVOICE部門で3位を
いただきました!

「午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門」
http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/category/money.html

現在進行形で取り組んでいるビジネス・投資・コスト削減策など
の活動状況とその成果を紹介しています。

今後発売する新刊の原稿も先んじて全文公開しており、私の著作
すべてをこのメルマガで読むことができます。
また、新刊をプレゼントする特典もついています。
http://www.mag2.com/m/0001370991.html


■書籍近刊

発売前に増刷!最新刊「孤独をたのしむ力」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2yTxiu4

「年収1億の勉強法 年収300万の勉強法」(学研プラス)
http://amzn.to/2sg3ZdQ

「33歳で資産3億つくった僕が43歳であえて貯金ゼロにした理由」(日本経済新聞出版社)
http://amzn.to/2oLyCtH

「いい人をやめれば人生はうまくいく」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2gJoA7Y

『仕事が速いお金持ち 仕事が遅い貧乏人』(学研プラス)
https://goo.gl/xxoJtT

『いつも時間に追われている人のための「超」時間術』(総合法令出版)
http://goo.gl/xxz8VS

「新版 貧乏人が激怒する 新しいお金の常識」(光文社)
http://goo.gl/Bcru1k

「やる気が出るスイッチの入れ方」(WAVE出版)
http://goo.gl/DcPyHo

「グーグル検索だけでお金持ちになる方法〜貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略」(光文社)
http://goo.gl/RNnWdy

「知っている人だけ得をする ローン0円住宅のつくりかた」(双葉社)
http://goo.gl/ge733R

「世帯年収600万円でも諦めない! 夫婦で年収5000万円になる方法」(KADOKAWA/メディアファクトリー)
http://goo.gl/XeTy23
posted by 午堂登紀雄 at 09:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

最新刊「孤独をたのしむ力」発売のお知らせ

11月2日に新刊「孤独をたのしむ力」(日本実業出版社)という本が発売されました。
人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力 -
人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力 -

本書は、
『1つずつ自分を変えていく 捨てるべき40の「悪い」習慣』
http://goo.gl/4fVi5l
「いい人をやめれば人生はうまくいく」
http://amzn.to/2gJoA7Y

に続く「自分らしく自由に生きる」をテーマにした3部作の最新刊です。

今回は普段の2倍、16万字も書いて、それが編集の段階で9万字ほどに凝縮されて非常に濃い内容になり、おかげさまでなんと発売前に増刷が決まりました。

いつものようにまえがきをご紹介します。

<はじめに>

昨今は、ラインやフェイスブック、インスタグラムといったSNS、そしてそれらが使えるスマートフォンの普及によって、つねに誰かとつながっている「常時接続」の時代になっています。
こうしたSNSは、人間の承認欲求を満たすには格好のツールで、若い人の中には自分の見られ方を非常に気にし、「いいね」欲しさに写真映えを工夫する人も少なくありません。

しかし一方で、皆が自分を見せ、そして見てもらうという状態は、ある意味「監視社会」を生み出し、日本人の常識や道徳観に合わない言動をする人をいっせいに叩く「炎上」を頻繁に生み出す結果となっています。
そんなふうに強い同調圧力が世間を覆えば、価値観が均質化されやすくなり、人は周囲の反応を過剰に気にするようになります。「生きづらい世の中」「窮屈な社会」と言われるのもそのためです。

そんな重圧から抜け出すひとつの方法が、本書のテーマでもある「孤独」です。
多くの人は「孤独」や「ぼっち」という言葉にネガティブな印象を持っていると思います。
実際にも、日本人の中には、人との絆やつながりこそ重要であり、「孤独はよくないことだ」という常識があります。「人間は一人では生きていけない」という言葉に、「それは違う」と言える人は多くないと思います。

入学・進学した子どもが帰ってきて親が一番にかける言葉が「お友達はできた?」であるように、友達や一緒にいる人が少ない人、つまり孤独な人は、人間として失格であるかのような価値観を強いています。
テレビや週刊誌で時々「孤独死」という言葉が出てきますが、これもやはり孤独をネガティブに捉えている人々が多いということでしょう。

そのため多くの人は孤独を避けようとし、ひとりでいるところを見られまい、知られまいと振る舞います。
実際には、孤独がみじめなのではなく、「孤独はみじめだ」と思い込んでいる自分の固定観念が原因です。

たとえば「ランチメイト症候群(ランチに一緒に行く友達・同僚がいないことが強いストレスとなり、会社や学校に行けない)」や「便所飯(トイレの個室の中で弁当を食べる)」と言われる現象も、ひとりでいるところを見られて「あいつは友達もいない寂しいヤツだ」と思われるのを極度に恐れるからです。

そしてそうした思い込みは、ひとりにならないよう、寂しい人間だと思われないように、自分とは合わない人とでも無理に付き合う、合わないグループに自分を抑えてでも所属する、という行動を生み出します。

しかしそれは、本当の自分を出しているわけではなく、がまんして周囲に合わせて生きているので、いずれ精神的につらくなります。そうやって人間関係に疲弊し、行き詰っている人は少なくありません。


●孤独力とは「能力」であり高められる「スキル」である
そんな時代環境だからこそ獲得したいのが「孤独力」です。
孤独力とは、他人との接触を避け、物理的な孤独の状態そのものを愛するような、自閉的な意味ではありません。
孤独力とは、社会の中で人と関わりあいながらも、常に自分の意思を主軸に置いて、自己責任で生きるという姿勢のことです。この姿勢があれば、誰かと一緒でもたのしめるし、ひとりでもたのしめます。物理的に孤独になったとしても寂しさを感じることはありません。

そうした感覚を強く持つためには、自分との対話、つまり内省という習慣を手に入れることです。
内省とは、自分の価値観を振り返り、それをベースに経験を振り返って分析し、自分の思考体系とそれに起因する行動体系を軌道修正し、自らを成長させていく、高度に知的な作業です。

精神医学・心理学者のアンソニー・ストーがかつて、「ひとりでいられる能力は、自己発見と自己実現に結びついていき、自分の最も深いところにある要求や感情、衝動の自覚と結びついていく」と述べたとおり、孤独の中で自分の本心を的確にとらえ、それを生き方に反映させていくことでもありますす。

そうやって自分で自分の心を錬磨していく。たとえばAIがディープラーニングによって自己進化していくように、孤独による内省とは、自分で自分の精神を進化させるセルフ・ディープラーニングとも言えます。
 

●孤独は生きる強さの証 
そして、孤独な人間だけが持てる力に「人生の構想力」があります。
人は大人になる過程で、世間というモノサシで自分を見て、あるいは他人と相対することによって、自分がどういう人間であるかを解釈しようとします。たとえば他人と比べて運動や勉強ができるかどうか、容姿はどうだとか。
つまり「世間のモノサシ」から自分という存在の価値を認識するわけです。

もちろん、これはこれで必要であり不可欠なプロセスなのですが、孤独を恐れる人は、世間のモノサシを重視しすぎて、社会の常識やモラルに合わせようと、自分で自分を縛ってしまいます。そうやって他人に合わせて他人流で生きようとするため、息苦しくなるのです。

また、孤独を恐れる人は、絶えず他人に光を発し、反射されて返ってくる光のみでしか自分を認識できません。他人がいなければ自分の存在が確認できないうえ、他人の動きによって乱反射する光に惑わされたり揺らいだりします。

だから彼らは「ロールモデル」を欲します。「好きにしていいよ」と言われてまっさらな空間に放り出されたても、手本となる生き方がないと、自分は何をしたいか、何をすればいいかわからない。周囲からどう思わるか不安で、自分で生き方を決めることができません。
それは結局世間並みの発想、世間並みの生き方になるわけで、いわゆる「その他大勢」と言われる人々です。

しかし、孤独の中で内省によって自分の本心と向き合うことで、世間のモノサシから自分独自のモノサシへと比重を移すことができるようになります。
「自分はこれでいいと思う」「自分はこれが幸せにつながると思う」「他人はそう言うけれど、自分はこう考える」などという価値判断基準であり、自己肯定感であり、自律心です。


●自分で自分の能力を活かせる
それが育つと、過剰に他人の目を気にして行動するとか、人からどう思われるか気になって本音が出せないとかといったことが少なくなります。
そして、無理に自分を抑えてでも誰かと一緒にいなければならないとか、友達がいない人間は価値が低い、などという強迫観念もなくなります。

誰にも依存せず、すべてを自分で決められる(決める)という意志がある。すべてを自分で解決できる(する)という覚悟がある。他人のネガティブな影響を受けず、ポジティブな影響だけを自らの判断で選んで受け止めることができる。外的な要求や圧力に屈することなく、自分の意思と信念で自分の行動を選別できます。

他人からの影響を理性で排除し、自分の頭で自分の人生の展開を考え、「こう生きよう」という道筋を導けるようになり、それを信じられるようになる。
そんな姿勢はまさに、自己責任において自分の人生をデザインできる「人生の構想力」にほかなりません。

ドイツの哲学者カントは、「自己を啓発するとは未熟さから抜け出すことであり、未熟さとは、他者からの指示を受けないと自分の能力を使えない状態」と言いました。孤独とは、自分の意志で自分の能力を活かすことでもあるということです。


●孤独力とは孤高としての強さを持つこと
詳細は本文で紹介しますが、孤独の中で自分と向き合うことで、自分の感情を意のままに操れるようになれます。
自分で自分を理解し、認めてあげることができれば、「わかってくれない」「評価してくれない」という不満が出ることはありません。
自分が全力を尽くして事に当たったなら、満足できる結果だろうとそうでなかろうと、自分の努力を認めることができます。
そうやって、不安や悩みも自己消化できるし、出来事への捉え方を変え、幸せを感じられます。そんな精神の強さを高めるには、必ず孤独の時間が必要なのです。

精神分析家のD・W・ニコットが論文で、「ひとりでいられる能力は高度に知的加工の加えられた洗練された現象で、情緒的成熟と密接に関連している」と述べたように、いざとなったら、ひとりでも平気と自信を持て、嫌われて孤立しても気にせず、「自分にとって本当に大切なのは、自分の人生を生きること」と思える強さは、大人としての成熟度と言えるでしょう。

つまり本書で言うところの孤独とは、人との接点を自ら避けるとか、誰からも無視されて孤立することではなく、ひとり自分の信じる道を歩く「孤高」のほうが近い概念です。
みんなでいてもたのしいけれど、ひとりでもたのしい。どちらの状態でもたのしむことができる。ひとりになることが怖くなければ、無理して周囲に合わせて人間関係を維持する必要もなく、自分らしく生きられるのです。

本書では、寂しさという意味でのネガティブな孤独ではなく、人間が精神的に成熟するための必須体験としてのポジティブな孤独を紹介します。そして、いかに孤独を使いこなし、心の成長を獲得していくか、その方法論も紹介しました。
もし孤独でつらい、寂しい、苦しいと感じている人が、孤独はむしろとても素晴らしいことであると感じていただけたら、著者として大変うれしく思います。
posted by 午堂登紀雄 at 09:34| Comment(0) | 本日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

11月19日(日)米国不動産投資セミナーを開催します

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私がカリフォルニアで不動産を購入したときの日本人エージェント、ロバーツ真紀子さんが来日することになり、それに合わせて米国不動産投資セミナー&個別相談会を開催します。
http://ptix.at/Xhm5Oc

目下のアメリカ経済は好調で、2017年9月の失業率も4.2%とリーマンショック前の水準をさらに下回っています。
個別企業を見ても、たとえばグーグルやアマゾンといったIT大手は死角らしい死角がなく、スマート革命をけん引していくと思われます。(私もgoogle homeを買いました^^)

米FRBは12月にも利上げをするという見方も出ており、これはどうなるかはわかりませんが、最近のドル高傾向を見ると、世界のマネーが米ドルに還流しつつあることは見て取れます。
日本と異なり、アメリカはリーマンショック後を除きずっとインフレが続いており、不動産価格も賃料も上昇しています。

移民を受け入れており少子化問題もほとんどないアメリカでは、人口増によって住宅需要は増え続けています。
上昇のスピードはともかく、不動産価格はおそらく今後も上がり続けると私は予想しています。

そして、もうひとつ。そんな「儲かるかも」という期待からだけではありません。

■自分の資産の一部を世界の基軸通貨で持つということの意味」

安部政権以降、円は対ドルで急速に円安に触れ、昨今は113円前後で推移しているのはご存知の通りだと思います。
そして、日本の国債残高の対GDP比は232%と世界ワーストトップであり、年々増える一方というのも周知の事実。
発行された国債の多くを日銀が引き受ける(市中から購入)といういびつな国債市場になっているわけですが、出口(日銀が国債を放出する日)は見えない状況です。

現在は日本という国家システムや金融基盤に対する信認が厚いため、有事の際は、目先は円が買われます。
しかし、自分が老後を迎えるタイミングでもそうでしょうか。
私のような最後の人口ボリュームゾーンである団塊ジュニア世代が引退する20年後はどうか?

国債残高は2016年で1,053兆円。
一方、直近の税収は55兆円、使っている金額は97兆円。
安倍政権は2020年のプライマリーバランス黒字化を目指していましたが、達成はほぼ不可能で、目標の撤回を含めた見直しに着手しています。
少子高齢化が進み年金財政・医療財政はますます厳しくなるため、赤字国債の残高は縮小どころかもっと膨れ上がっていくしかないように思います。

ではその先に何が起こるか?

今よりも円安が進んでインフレが起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。
国債価格が暴落するかもしれないし、しないかもしれない。
戦後日本や2013年のキプロスのように、日本政府が預金封鎖を発動する日が来るかもしれないし、来ないかもしれない。
※キプロスの預金封鎖については、経済関係で著名な東条雅彦氏が詳しく紹介しています。
http://www.mag2.com/p/money/23235

先進国では預金封鎖は成功しないと言われており、可能性は限りなく低い。
とはいえ円安は起こり得るから、完全に無策というのはやはり避けたい。
何かが起こったとき、ただオロオロするだけ、政府に文句を言うだけ、自分の人生を呪うだけというのは、あまりに愚か過ぎるの。

では何も起こらなかったら?
その場合でも不動産で持っておけば、家賃収入と物件の値上がり益という期待感がある。
つまり、有事でも無事でもリターンが得られる二段構えの資産運用が望ましい。

というわけで、自分の資産の一部を日本国外に保管し、世界最大の流通量と決済通貨としての地位を誇る最強の米ドルで、そして不動産という米ドル建ての収入源を持つことは、資産保全の基本ではないかと判断し、そうしてきました。

その判断が正しいかどうかはわからないし、完璧な方法などと言うわけでもありません。
しかし、根拠を持って決めたことは、何があっても後悔しない強い信念につながります。
そういう根拠を固めるには、やはり情報が必要です。
これはアメリカの不動産投資に限らずですが、印象や断片的な情報だけで先入観や固定観念になっている人は少なくありません。

ちょっと話は変わりますが、たとえばビットコインなどの仮想通貨も同じで、よくわからないから「コワイ」「バブルだ」などという安易な反応になってしまうわけです。
しかしブロックチェーン技術に対する正確な知識と可能性を知れば、仮想通貨が普及していくのはもはや間違いなかろうということがわかります。
そこで私自身、仮想通貨に投資し始めたわけで、それを講演などで初めて紹介したとき1ビットコインは10万円でしたが、今はもう60万円を超える価格になっています。

チャンスという扉を開くのも、反対に閉じるのも、決めるのは自分の脳。
その脳を、自分を活かすコントロールタワーとして活性化させるには、的確な情報と多面的な視点・分析が必要です。
そこで今回、ロバーツ真紀子氏と私とで、彼女の視点と私の視点の両方から情報を得られるセミナーにする予定です。

また、気になるローンについてですが、HSBC(香港上海銀行)では従来、プレミアアカウント保持者のみに融資してきました。
しかしプレミアアカウント開設には預金が10万ドル(1,100万円)必要など、非常にハードルが高かったのですが、HSBCアメリカでは現在、1万ドル(110万円)の預金で開設できるアドバンスアカウントでも融資を受けることができるようになったそうです。
このあたりの具体的な内容はセミナーで詳しくご紹介する予定です。

また、ロバーツ氏はセミナー後も数日間日本に滞在されるとのことで、具体的に検討を進めたいという場合は個別に相談が可能だそうなので、こちらもぜひご活用ください。

※無料プレゼントあり
なお参加者特典として、不動産用語集を無料プレゼントいたします。
英語圏での不動産投資で出てくる専門用語は決まっているので、これを押さえておくだけでもいちいち翻訳せずに物件情報を読み取ることができます。

■参加のお申し込みはこちらから。
http://ptix.at/Xhm5Oc


■その他のセミナー

〇11月25日(土)都心マンション投資徹底理解セミナー
http://rei-masters.net/seminar/date/171125/


■有料メールマガジン

まぐまぐ大賞2016のビジネス部門で3位受賞!
「午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門」
http://www.mag2.com/events/mag2year/2016/category/business.html
現在進行形で取り組んでいるビジネス・投資・コスト削減策などの活動状況とその成
果を紹介しています。
今後発売する新刊の原稿も先んじて全文公開しており、私の著作すべてをこのメルマガで読むことができます。
新刊をプレゼントする特典もついています。
http://www.mag2.com/m/0001370991.html


■書籍近刊

「年収1億の勉強法 年収300万の勉強法」(学研プラス)
http://amzn.to/2sg3ZdQ

「33歳で資産3億つくった僕が43歳であえて貯金ゼロにした理由」
(日本経済新聞出版社)
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「いい人をやめれば人生はうまくいく」(日本実業出版社)
http://amzn.to/2gJoA7Y

『仕事が速いお金持ち 仕事が遅い貧乏人』(学研プラス)
https://goo.gl/xxoJtT

「資産5億円を築いた私の お金が増える健康習慣」(アスペクト)
http://goo.gl/2DFUUH

『いつも時間に追われている人のための「超」時間術』(総合法令出版)
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「新版 貧乏人が激怒する 新しいお金の常識」(光文社)
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2017年09月23日

安倍政権おろしは国を滅ぼす 安倍政権おろしは国を滅ぼす

安倍政権の支持率が大きく低下し、年内の解散総選挙の可能性が報道されています。
この大きな要因はやはり、森友学園の寄付金や加計学園の許認可を巡る疑惑でしょう。
支持率、つまりそれを支える国民はメディアの報道の影響を強く受けますから、これらのニュースが連日流されることによって、安倍政権への印象が悪くなり、風当たりが強くなったと考えられます。
もちろんこうしたスキャンダルはないほうが望ましい。政治家には清廉潔白で道徳的にも立派な人であってほしいと願うのは当然です。

しかし、これらは数ある政策の中でもゴミのように小さな話に過ぎません。寄付金があったとしても、その金額もせいぜい100万円。新設学校の認可も、膨大にある教育テーマの中の、1つの学校という、これまた本当に小さなこと。
それを国家天下と同じレベルに拡大して報道し、こうしたことに国会審議の時間が奪われ、政治家の労力が費やされている・・。

今の日本には、外交、安全保障、社会保障、農業改革、教育改革、資源開発、果ては待機児童問題などなど、課題は山積みです。
にもかかわらず、このような些事に振り回されて、仮に政権が交代するとしたら、日本人からはもはや知性が失われたことを意味し、暗鬱な気分になります。


ひとつひとつの政策をチェックする
たとえば、あのトランプ大統領と対峙してもビビることなく、フットワーク軽く交流できる人物は、ほかにどれだけいるでしょうか。
安部首相ほど多くの諸外国を巡り、経済協力や信頼関係の構築に尽力した首相は、近年ではほとんどいない。それくらい特に外交面では成果を上げていると感じています。

また、私は憲法9条の改正には賛成の立場ですが、それは北朝鮮の核開発問題や中国の海洋進出問題など、日本を取り巻く環境が日本国憲法が制定された70年前とは大きく変わっているからです。
戦後と異なり、日本の安全を脅かす国家がすぐ隣で台頭し、アメリカの軍事力にもかつてほど依存できない懸念がある。
そうした国際環境の変遷において、他国を攻撃するためではなく、他国からの侵攻や脅威から自国を守る力を持つことは、独立主権国家を維持するためには欠かせない要素だと思います。

にもかかわらず変化を頑なに拒否するのは、現実逃避か思考停止か、あるいは単なる意地のようにさえ感じます。
状況が変われば自国の姿勢も変えるというのは、元セブンイレブン会長の鈴木敏文氏が言う「変化への対応」であり、「強い種が生き残ったのではなく、環境変化に適応した種が生き残ったのだ」というダーウィンの進化論と同じことではないでしょうか。

では現政権礼賛かというとそうではなく、経済政策に関しては支持しないものもあります。特に金融緩和は行き過ぎている印象で、住宅の供給過剰などいろいろなひずみを生み出しています。
遅々として進んでいる様子が見えない特区戦略は、もっと規制を緩めてスピード感を持って実施してほしいと思います。(現場ではやっているかもしれませんが)
働き方改革も、現実には単に残業カットの押し付けになっているだけという問題も起こっているようです。

そういったひとつひとつの政策の功罪をチェックしたとき(全部ではなく、省庁やニュースサイトなどから得られる情報のみに基づいています)、現時点の政治家としては最もバランスがあるという判断をしています。
もちろんこれは私個人の見解であり、反対意見などいろいろな見方・考え方があってよいと思います。ここは本コラムの主要な論点ではないので、上記の政権評価の部分はスルーしていただいて結構です。


政治家は何で評価されるべきなのか
しかし、そうした個別の政策群とその進捗状況、及び結果の検証からなされる総合的な評価なしに、スキャンダルやゴシップだけで政権・政党全体の良し悪しを決めてしまうというのは、知的な判断力を持った人間のすることではない、というのは納得できると思います。

では、そもそも政治家という職業を評価する指標とは何か。
清廉潔白さでしょうか。もちろん一つの要素としてはあると思いますが、それは単なる生活態度や勤務態度のようなもので、それだけでは「職能」を測るには不十分です。
では政治家の職能とは何か。政策立案能力や政策運営能力ではないでしょうか。そしてその結果であるはず。

普通のサラリーマンであっても、業務上の成果はもちろん、リーダーシップや組織への貢献度などなど、様々な指標で評価され、昇進や昇給が決まるでしょう。そこには目標の数値目標やスケジュールのデッドラインなどもあるはずです。
ただ真面目なだけで結果を出せない人間が組織のリーダーになれば、その組織は衰退するであろうことは想像に難くありません。

そういえばかつてクリントン元アメリカ大統領も「不適切な関係」というスキャンダルで弾劾裁判に発展しましたが、アメリカ経済を強くした功績もあり、罷免は免れ任期満了まで続投しました。
フランスの大統領でもかつて、ミッテラン氏の隠し子騒動や、サルコジ氏の伴侶セシリア夫人のアメリカ駆け落ち、オランド氏と女優ジュリー・ガイエなど様々な恋愛スキャンダルがありましたが、お膝元のフランスメディアは一貫して、政治家の能力と私生活は別、というスタンスを取ってきたようです。

そしてこれはビジネスの場でも同じで、故スティーブジョブズ氏は社内で怒鳴り散らしていたという話は有名ですし、日本でも愛人がいる中小企業経営者はいるでしょう。しかしプライベートや勤務態度がどうであろうと、経営能力があるから社長でいられるわけです。
つまり政治家には政治能力を問うというのは、ごく当たり前のように思います。

では政治家の場合、いったい誰がそうした視点で評価をしているのでしょうか。
ひとつには野党がありますが、国会中継を見る限り、彼らはどちらかというと批判のための批判が仕事というか、ただあら探しや言葉の揚げ足取りのような追及が多く、客観的な評価はあまり期待できないなと感じます。(あくまで個人的な印象です)


メディアの報道は商品である
そこで国民に代わって政策のチェック機能として期待されるのがメディです。公約の進捗状況はどうなっているか、成果は出ているかなどを検証し、さらにはより良い政策を提言するのもメディアの本来の役割のひとつのはず。
しかし昨今は、国民の下世話な好奇心を満たせるテーマだけを掘り下げ報道する傾向が強いなと感じます(もちろん全てのメディアということではありません)。

ただそれはやむを得ないことで、ある程度は大衆に迎合しなければ販売部数や視聴率が取れないからです。
政策を評価し提言するような報道番組を作って、どれだけの視聴率が取れるかというと、ほとんど取れない。視聴率が取れなければスポンサーが付かず広告収入が得られない。だからそんな番組は駆逐される。
これは雑誌も同じで、電車内の吊り広告を見ると、いろんな意味で好奇心をそそられるコピーがずらり。

そしてスキャンダルやゴシップの方が売れるなら、よそに負けじと実家までおしかけて取材合戦を繰り広げることになります。
その裏では、もっと報道されるべき価値あるニュースがあったとしても時間枠やスペースがなく、短縮もしくはお蔵入り。
彼らにとってのニュースとは、食べていくための「商品」なのですから。


メディアのチェック機能のレベルは国民の知的レベル
また、ニュースや記事は、マスコミ企業に勤める一般のサラリーマンが作っています。
そこには当然、記者やその上司の好き嫌いを含めた個人的な興味関心・価値観も反映されますから、必ずしも公平・公正とは限りません。
ましてや彼らが、視聴者や読者よりも優秀とは限らないのです。

たとえば、前の東京都知事が辞職するきっかけとなった公費の私的流用疑惑の一連の報道で、彼はセコい人物という評価になっているようです。
しかしそれは、数万円や数十万円の使い道などと、記者会見や議会で質問する側のレベルが低いからです。追及する内容がセコいレベルだから、その回答もセコいレベルになってしまうのです。

一方、彼より2代前の東京都知事が作って潰した銀行の損失は1,400億円。なのに、なぜあまり追及されなかったのでしょうか。これだけの公費(税金)をドブに捨てても、何の罪も責任も負わない。連日報道される森友学園や加計学園の問題など足元にも及ばない規模なのに・・・。

それはおそらく追及する側に、1,400億という規模に思考が付いていかず、どう追及すればいいかわからなかったからでしょう。
一方、旅費や絵画のレベルであれば、記者の生活圏の範囲内であるし、国民もイメージしやすいから突っ込みを入れやすい・・・。

というのは憶測の域を出ませんが、政策も同じく、突っつく側の論点のレベルが低ければ、出てくる回答のレベルも低くなるのは必然です。(むろん、パナマ文書などのように、1枚の紙が国家を揺るがすこともないわけではありませんが・・・)

国家予算はおよそ97兆円もあります。
マスコミには、数百億円、数千億円、数兆円レベルの政策に突っ込みを入れていただきたいものです。大きな規模の政策のほうが、国民の生活に与えるインパクトが大きいからです。ただしそれを、国民が興味を持つか、理解できるかというとまた別の話ですが。


適切な後継者がいてこそ前任者を退陣させる意味がある
仮に自民党に下野を迫るなら、あとのことも考えて判断する必要があるのではないでしょうか。
つまり、自民党に代わって国家を運営できる力量を持った政党は存在するのか、ということです。

軍事政権や独裁政権による圧政で国民が苦しんでいて打倒するわけではないのですから、とりあえず辞めさせたはいいけど、あとを引き継ぐに足る能力を持つ人がいなかった、というのはあまりにも愚かでしょう。
米国が起こしたイラク戦争後、ますます治安が悪化し失敗だった言われるのも、政権崩壊後の戦後処理に対する筋書きが甘かったからとも言われています。

そこで、ほかに次期首相候補と言われている人を見たとき、安部首相ほどのリーダーシップを発揮し、多方面の政策を引っ張っていけそうな人はいるか。
他の野党のホームページで提言されている政策を見て、あるいは党首を見て、政治経済外交など広範に及ぶテーマを抱える「国家運営」を任せられるに足ると本気で思えるか。

そして民主党政権時代、彼らがいったいどんな政策を掲げ、どんな成果を成し遂げたのか、よく総括・評価しておかなければ、また同じことを繰り返すことになりかねません。
もっとも、あのときのおかげで自民党は猛省して勉強し、政権運営能力を高めたという評価もあるようですが。

そして、次を担う政権与党は、独自色を出すために前政権の政策を否定する可能性があります。
これは企業でも同じで、新社長が前社長の戦略を否定し新しいことをやって自分の評価を高めようとするのはよくある話です。
仮に自民党から別の首相が選出されても、やはり何らかの方針転換はあるでしょう。

もちろん、良くないものや効果のない政策は変えたりやめたりすべきですが、まだ進捗中で結果が出ていないものまで否定したり廃止したりすれば、今までかけてきたお金も労力も全部パーになります。そしてまた新しい政策が発表され、振り出しに戻り、ゼロからのスタート。そういったリスクも含めて判断する必要があります。

たとえば「ゆとり教育」も、一般教科以外の学習などを通じ「生きる力」を獲得しようというのが目的であり、それは本来学力では評価しきれないはずが、学力だけで評価してしまったために「失敗」と方針転換されました。
ある教師に聞くと「学校や教師自身が何をしていいかわからなかった」など、単に現場での対応が追い付いていなかった要素も大きかったようです。

そこでたとえば昨今のプログラミング指導などのように、民間の力も合わせながら運用面を改善するなど、もう少し長い目で見ても良かったのではと思いますが、「ゆとり世代」と揶揄される羽目になった世代は気の毒に感じます。


メディアリテラシーを高める
では私たち個人はどうすればいいのか。
個人ではマスコミの報道内容を変えることも、国民に「そんな番組は見るな」などという強制もできません。
できるのは投票に行くことくらいですが、現時点では圧倒的多数派の「大衆」には到底かなわない。

ひとつの提案は、自分で情報を取りに行き、自分なりに検証を試み、表層的なゴシップに惑わされることなく、冷静に評価をし、一人ひとりが自分なりの考えを発信していくことです。

もちろん、すべてを検証することはできないし、自分に直接影響のない政策の行方はわからない。
しかしそれでも、社会の動きに耳を澄ませ、わずかな変化を感じ取ろうとする姿勢を持つ。
あるニュースを、ひとつのメディアだけでなく、複数のメディアから横断的に考察する。

そして、もし自分が首相だったら、各省庁の大臣だったら、何をするだろうかと想像してみる。短期的なテーマと長期的なテーマは何か。何を優先し、何を後回しにするか。財源はどこから捻出するか。

すると、自分の目先の利益を確保してくれる耳ざわりの良い公約を掲げている人よりも、より公益的・長期的な視点で政策及び政治家を評価する視点が持てるのではないでしょうか。
私たちひとりひとりがそういう意識を持って選挙で投票すれば、清廉潔白さだけではない政治家選びにつながると思います。(現実的には望むべくもないかもしれませんが)
posted by 午堂登紀雄 at 12:57| Comment(0) | 午堂登紀雄の独断と偏見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

9月23日(土)開催「海外不動産投資フェア」のご案内

9月23日(土)に開催される海外不動産投資フェアに、ゲスト講師として登壇します。
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私が所有している海外不動産の最新の状況と、これまでの経験で得た教訓をお伝えしたいと思います。

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LIFULL HOME'S 海外不動産投資セミナー 概要
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◆日程
2017年9月23日(土)9:30〜18:30(入退場自由)

◆会場
ベルサール新宿グランド(東京都新宿区西新宿8-17-1)

◆交通
丸ノ内線「西新宿駅」1番出口徒歩3分
大江戸線「都庁前駅」E4出口徒歩7分

◆参加費
無料(定員1000名)

◆主催
株式会社LIFULL
(LIFULL HOME'S運営会社)

◆TEL
03-6774-1641
(10:00?19:00 土・日・祝日を除く)

◆イベント詳細・参加申込みはこちら
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